おはようございます(ハイタッチ!)。布施淳です。
シオノギ製薬が、日本の20-60代のNCD関連疾患患者を対象にインターネットを用いた調査「T-CARE NCD Survey」の結果を発表した旨報道されました。
http://prw.kyodonews.jp/prwfile/release/M103305/201605311146/_prw_PR1fl_MD5346NO.pdf
NCDとは「non-communicable diseases」の略で、世界保健機関(WHO)によると、「非感染性疾患」と定義されています。ウイルス感染や細菌感染による感染性(伝染性)の病気ではない疾患群、主に、生活習慣の乱れにより惹起される病気の総称であり、具体的には心臓病や脳卒中、慢性呼吸器疾患、糖尿病などを指します。
具体的な主な要因として、以下が挙げられています。
① 喫煙
② 運動不足
③ 過度の飲酒
④ 不健康な食事
これら生活習慣を是正することで、病気の発症する確率を下げることが可能ですので、WHOは、是正目標を掲げ、推奨しているわけです。
これらは「非感染性」とされていますが、「感染」的要素も多分にあります。
喫煙者のいる環境に身を置いている人は、喫煙する確率が高くなります。
運動不足の人がいる環境に身を置いている人は、運動不足になる確率が高くなります。
過度の飲酒をしている人がいる環境に身を置いている人は、過度の飲酒をする確率が高くなります。
不健康な食事をしている人がいる環境に身を置いている人は、不健康な食事をする確率が高くなります。
しばしば、このブログで話題にする「環境」の影響は大きいです。人は、身近な人を含めた「環境」の影響を受けやすいです。
その意味では、WHOの言う、NCD(非感染性疾患)も、「感染症」に類似しているのです。
皆様の「環境」はいかがでしょうか?
【参考図書】