鍼治療は、慢性疼痛のコントロールにおいては治療選択枝の1つと世界的に考えられていますが、まだその効果は万人に認められたものになっているとは言いがたいのが現状です。日本においてはあくまでも西洋医学の代替治療。

最大の理由は、有効性の機序が不明であるという点です。また質の高い臨床試験が少なく、確定的な有効性が証明できていない ことも理由の1つでしょう。後者の点に関し、最近のアメリカの医学雑誌に、慢性疼痛(頭痛、非特異的な筋骨格系疼痛、骨関節炎、肩痛)に対する鍼治療の臨床研究を複数統合して解析した(メタアナリシス)結果が出ています(JAMA March 5, 2014 Volume 311, Number 9)。
結論としては、非鍼治療や偽鍼(プラセボ)に比し僅かながら有効であるという結果でした。まだまだ議論の余地はありますが、有効か否か?の問いに対しては「有効」と言ってもよいようです。まーったく信じていない人も少なくないですからね。

【まとめ】

慢性疼痛に対し鍼治療は有効。