こんにちは。布施淳です。

先日、フルーツの摂取量についての記事を書きました。

結論は、こんな感じでした。

「フルーツは、糖尿病予防になるなど身体に良いですが、食べすぎると逆に糖尿病になりやすくなる懸念があり、4サービングくらいまでに止めておこう」

フルーツにおける1サービングは、概ね150gくらいですので、600gくらいまでに止めておこう、ということにもなります。(サービング:参考

身体に良いフルーツ。1日にどのくらいまで食べて良いのか?

 

フルーツ摂取と全死亡の関連

さて、新たに見かけたこんな論文。

 

Fruit and vegetable intake and the risk of cardiovascular disease, total cancer and all-cause mortality-a systematic review and dose-response meta-analysis of prospective studies.

Aune D, Giovannucci E, Boffetta P, et al.

Int J Epidemiol. 2017;46(3):1029-1056.

doi: 10.1093/ije/dyw319.

 

95ものコホート研究をメタ解析した研究です。この論文の中では、フルーツ摂取と死亡率の関連も示しています。

縦軸が全死亡リスク(すべての死亡原因による死亡のリスク)、横軸が1日のフルーツの摂取量です。

 

つまり、600g/日くらいまでは、フルーツを多く食べれば食べるほど、死亡率が低下する、ということになります。前回の記事では、2サービング/日すなわち300g/日くらいで糖尿病予防の効果としては最善(それ以上食べると効果が小さくなる)というデータでしたが、死亡率低下効果は、少なくとも600g/日くらいまで大きくなっていくということです。

この論文では、500g/日未満のフルーツ摂取不足により2013年では世界中で560万人の人が亡くなっていると推定しています。フルーツをもっと食べることで、この死亡を防ぎ得るのです。

 

ということで、全死亡率低下を目指して、フルーツは、600g(4サービング)/日を目標に積極的に食べよう!!ということになります。

まあ、グラフの曲線は200gくらいまでは比較的急に下がりますが、それ以降はなだらかな低下ですね。最低でも200g/日は食べよう!という方が大事かもしれません。