こんにちは。布施淳です。

先日、こんなニュースが報道されていました。

 

国立循環器病研究センター、「残業300時間まで」の労使協定結んでいた

http://www.huffingtonpost.jp/2017/09/06/ncvc_a_23199543/

 

国立循環器病研究センターといえば、脳血管疾患や、心臓血管疾患の研究において、日本の総本山です。ナショナルセンターです。疾患の病態や治療、のみならず、「予防」も研究しているはずなんですが。

過重労働が心血管系への悪影響を及ぼすことは明らかです。にもかかわらず日本の心血管系病院の総本山が、報道のような協定を結んでいた事実が(実際の時間外労働時間がどうであれ)、日本の医療現場の無頓着さ、生産性の低さ、を反映してるよなと感じました。病院が悪いというより労使双方の問題です。

 

下は、時間外労働と脳・心臓疾患との関係を示した表です。同センターの協定の大胆さが理解できるかと思います。

労働者の脳・心臓疾患の発症リスクを無視して、国民のために献身するという利他の精神で、我々の安全環境が守られているのです。。。。疾患の性質上、緊急を要する場面が多いでしょうし、かつ研究面でも日本や世界をリードする立場ですから、激務なのは理解できます。しかし、ナショナルセンターですから、産業保健的にも日本をリードしてもらいたいものです。