おはようございます。布施淳です。

 

「未曾有の超多死時代」の主役は誰だ?

日曜日の爽やかな朝ですが、日本の死亡数の年次推移のグラフです!

 

平成28年度版厚生労働白書

 

2015年の時点で、日本では年間129万人もの方が亡くなっています。

今後、年間死亡数は漸増して行き、2039年頃にピークを迎え、約167万人に達する見込みです。現在よりも年間約40万人も多くの人が亡くなっていく世の中になっているわけです。

現在の日本人の平均寿命が、概ね、男性80歳、女性88歳。亡くなる方々の主体が80-90歳程と考えると、2039年、即ち22年後、この頃亡くなるであろう方々の主体は現在、60-70歳前後の方々です。この方々が、「未曾有の超多死時代」の主役になるわけです。

 

現在60-70歳前後の方々ご自身も、「未曾有の超多死時代」にどう備えるか真剣に考えなくてはいけませんが、それ以上にその年代を親に持つ子世代にとって重大な問題なのかもしれません。つまり、現在、30-40代前後のあなたです!

 

 

どこで「死」「最期」を迎えるか?

現在、年間129万人の死亡者の70%以上が病院で亡くなっています。自宅での看取りも含め、国は在宅医療を推進し、それを担ってくださる医師や医療スタッフも増えています。病院での超高齢者の看取り業務が増えてしまうと、救命医療など本来の病院機能に支障をきたすことにもつながります。在宅医療のスタッフの方々は、社会の医療システム全体を考えて、献身してくれています。今後は自宅での死亡へのシフトが促進されていくことでしょう。各家庭でも、至近の在宅医療の機関を調べたり、早い時期からシミュレーションしておくと良いと思います。

 

平成28年度版厚生労働白書

 

 

「死」「最期」、、その前に「介護」

先日の<死を語り合う文化構築xレジリエンス>セミナーに御参加頂いた方々は、30-40代が主でしたが、親と「死」や「最期」に関して話したことがない、という方々が多くいらっしゃいました。まだ元気なので、、とか、話しづらい、などのご意見を頂きました。でも、「未曾有の超多死時代」を実際にマネージメントするのは今の30-40代が中心です。他人事ではないのです。

そして、「死」や「最期」の前に、さらに重大な問題は「介護」です。

昨日は高校の同級生(48-49歳)と会食したのですが、話題の一つが「親の介護」でした。介護されるご本人は勿論ですが、介護する側も時間的・身体的・経済的ストレスは、大変なものです。早めに対策を講じ、少しでもストレスを軽減させることが重要です。昨日出た切実な意見として、ポイントの1つは「距離」でした。親が住む場所との距離を近くしておくことが、当たり前ですが、とても重要ということです。

皆様のご家庭はいかがでしょう。今からシミュレーションしてみてください。

 

 

自分のこととして。

介護が大事とか、在宅医療云々とか、当たり前だよー、今更書くなよー、という方々も当然いらっしゃるでしょう。しかしながら、まだまだ自分に関わってくることという実感がない方も多いです。「未曾有の超多死時代」を実際にマネージメントするのは今の30-40代が中心です。そのような自覚をもち、社会全体を見据えつつ、今から準備をしていくことが、皆の幸せにつながると思います。