こんにちは。布施淳です。

 

興味深い記事を見かけました。「緋色の研究」というブログのこの記事。

 

すべての漫画家・漫画家志望必見、天才編集者鳥嶋が語る漫画の極意とは

 

「ドラゴンボール」などの数々のヒット作を生み出した、天才編集者鳥嶋和彦氏のインタビュー記事です。

一部引用します。

 

作家には「描きたいもの」と「描けるもの」があるんだよ。そして、作家が「描きたいもの」は大体コピーなの。既製品の何かで、その人がそれまでの人生で憧れてきたものでしかない。

鳥山明さんであればアメコミっぽい作風だとか、そういうものが「描きたいもの」としてあったけど、そこからヒット作はやっぱり出てこないんです。実際、鳥山さん自身の「描きたいもの」は、申し訳ないけどつまらないんですよ(笑)。

そこに彼のボツの歴史があったんです。色々と彼はカッコいい絵柄の作品だとかを描いてきたけど、最後には「則巻千兵衛」というオッサンと「アラレちゃん」というメガネを掛けた女の子に行き着いた。でも、それこそが彼にしか描けないキャラクターだったんだね。そこに辿り着いたときに初めて、彼はヒット作家になった。

結局、ヒット作はその人の「描けるもの」からしか出てこないんです。それは作家の中にある価値観であり、その人間そのものと言ってもいい。これをいかに探させるかが大事で、そのために編集者は禅問答やカウンセリングのように色々なことを対話しながら、本人に気づかせていくんです。

すると、本人にしか出せないキャラクターが、まさに則巻千兵衛のようにポンと出てくる瞬間がある。ここにその作家の原点があるんだね。そして原点的なものは、まさに言葉本来の意味で「オリジン」(起源)なんです。「オリジナル」であることの真の意味とは、そういうことなんですよ。

(引用ここまで)

 

心に響きます。漫画作品に限ったことではないでしょう。人生についても同じようなことが言えるのだと思います。人がどのような生き方をしたいのか。どのような道に進みたいのか。なんとなく決めて、なんとなく生きる、では平凡な人生になるでしょう。ある人に憧れて、あとを追うように生きる。これも良いのかもしれませんが、結局、コピーに過ぎません。

 

自分を観察し、自分を見つめ直し、自分の奥底まで見極め、自分の原点、自分の起源を知る。自分の能力、才能、得意なこと・・・。そして、自分のオンリーワンの資質を最大限に発揮できることに取り組むことこそが、最も世の中に貢献できる生き方なのだと思います。それは、もしかしたら自分が一番やりたいことではないかもしれません。でも、他を圧倒するようなオリジナルな生き方ができる可能性が高いのではないでしょうか。

 

やりたいことをやるのが一番!って考えがちです、少なくとも自分は。もちろん、それはそれで悪くはないのでしょうが、必ずしもそれが最善ではなく、まずは自分をよく知ることが、より重要な訳です。たた、それを見つけることは容易ではないのかもしれません。一つの道にこだわらず、様々なことを試してみる意識は必要でしょう。やりたいことと自分の資質が合致すると最高ですね。

 

ストレングスファインダーなど、自分を知るツールは、自分のオリジンを知る大いなるヒントになるでしょう。あなたは、自分の「オリジン」を意識していますか?