おはようございます。布施淳です。

先日、日本循環器学会学術集会という日本最大級の心臓病の学会に参加しました。

 

医療の進歩は目覚ましく、次々と新しい治療器具や技術が生み出され、進歩していきます。

これまで胸を切り開いたりして大きな手術をしなければ治すことが出来なかった病気も、足の付け根の血管から比較的細い管(カテーテル)を使って、治療できるようになってきています。身体への負担が少なく、入院期間は少なく済み、体力のないご高齢の方などには特に優しい治療となります。素晴らしいことです。

 

医師は、次々と新しい器具の仕組みや使用する方法を学び、鍛錬しなくてはいけません。しかし、その技術を習得したとしても、特段、給料が上がるわけではありません苦笑。ただただ、仕事量が増えるだけです。そのモチベーションは、医療水準向上、患者のため、という使命感であることが多いです。

 

医療器具メーカーは、医師に器具の宣伝をし、せっせと売り込みします。医師は、良かれと思えば、積極的に学び、取り入れ、実践し、学会で発表します。そして、普及に貢献します。そんな治療が効果的な場合もあれば、必ずしもそうでない場合もあります。そして良くも悪くも、永遠の命を目指して、超高齢者にも積極的に治療を施すチャレンジをすることも多々あります。こうして、医師は昼も夜も蟻のように働きます笑。

 

医師とメーカーがタッグを組んで、医療の発展を目指そう!!

 

 

と言えば聞こえは良いですが、見方を変えれば、医師は働き蜂、良い宣伝マンです。儲かるのは医療器具メーカーです。ちなみに、ほとんど外資です。

 

結果として、患者が恩恵を受ければそれで良いのかもしれませんが、医師の心身の健康状態と、医療財政は心配になります。誰が悪いわけではなく、日本の医療のシステム全体の問題ですね、きっと。とりあえず、治療の適応はよく吟味したいですね。

 

まあ、希少性があり、リスクを最も取っているのは革新的な医療器具を開発した機器メーカーであり、医師はそれを使う労働者に過ぎず、希少性はあまりないしリスクも取っていない(多少は取ってるけど)、と考えれば当然、と言う見方もできるかもしれません。なんて、悶々と考えるのでした。悩みながら食べた、金沢ののどぐろは美味しかったです笑。