こんにちは。布施淳です。
ABCといえば、救急医療なら
A:Airway 気道
B:Breathing 呼吸
C:Circulation 循環
です。医療者にとっては非常に重要なフレームワークです。
頭がピンク色の中高生男子なら、
A:♥
B:♥♥
C:♥♥♥
となります。中高生にとっては非常に重要なフレームワークです笑。
レジリエンスが必要な、我々現代人にとって重要なフレームワーク「ABC」の1つは、、
A:Adversity 逆境(Activating event出来事)
B:Belief 思考・信念
C:Consequence 感情的、行動的結果
です。
例えば、なんらかのトラブル(A)が生じて、反射的に、無意識に、不快な感情(C)を抱きます。Cは、一言で表せることが多いです。前回触れた「ネガティブ感情」がその典型です。
・怒り
・悲しみ
・罪悪感
・不安
・羞恥心
トラブル(A)から、直接、感情(C)が発現されていると思いきや、しかし、AとCの間には、感情を生み出す思考とか信念(B)が、実は存在します。そのBの一例が、前回の
自分に関する権利侵害 → 怒り
大切なものの喪失 → 悲しみ
他人の権利侵害 → 罪悪感
未来への脅威 → 不安
他者とのネガティブな比較 → 羞恥心
であったりします。Bにも様々な種類があります。表層的な思考や、奥深い思考、信念。
ある出来事に対し、自分の抱いた感情は、自分のとった行動は、どのようなBに基づくものなのか?
と自分をメタ認知したり、内省したりすることが、レジリエンスへの第一歩です。