おはようございます。布施淳です。

このようなニュースはとても心が痛みます。

 

以下引用(Yahooニュース


アメフットの試合で高3男子が死亡=タックル受け脳に損傷―兵庫

時事通信 11/18(金) 18:53配信

兵庫県西宮市の関西学院高等部アメリカンフットボール部の3年生の男子部員(18)が13日の試合中の衝突プレーで脳に損傷を受け、急性硬膜下血腫で死亡したことが18日分かった。同校が記者会見で明らかにした。

同校によると、男子部員は大阪府吹田市内で行われた全国高校選手権準々決勝の試合中に、相手選手のタックルを受けて転倒。意識を失い病院に運ばれて手術を受けたが、17日に死亡した。中尾昌治監督は「人一倍の努力家で、責任感の強い選手だった。こういう形になって残念で、申し訳ない」と語った。

チームは19日まで活動を自粛。遺族の希望もあり、27日の全国選手権準決勝には出場する予定。関西学院高は、昨年まで全国選手権で18度優勝している強豪校。


(引用終わり)

具体的にどのような状況であったかはわかりませんが、名門校での出来事ですし、おそらくは十分な対策を講じられた上での事故だったものと推測します。

ご冥福をお祈りいたします。

 

 

以下は、上記記事とは直接関係のない一般論です。

以前このblogでも「急性硬膜下血腫」に触れたことがあります。

初心者の大外刈りは危険らしい

「2006年のスポーツ関連頭部外傷全国アンケート調査では、急性硬膜下血腫を来したスポーツ種目で最多はダントツでスノーボード。発症報告数48件中ほぼ半数の23件がスノーボードで生じました。次いで柔道5件、ラグビー3件と続きます。」

ラグビーや、アメフトは競技人口が多くはないでしょうから母数nの違いもあるかもしれません。発症率としてはもっと上がるかもしれません。

 

上記blog記事でも書いたように、部活やレジャーは、やりたい人がやるものです。

「対策は必要ですが、スノーボードは基本的には、やりたい人がやるスポーツ、あるいはレジャーです。やりたくない人はやらずに済みます。ラグビーも、学校の体育の授業で扱うことは極めて稀です。基本、部活です。ラグビーをやりたい奴がラグビー部に入るだけです。やりたくない人は入らなければ良いのです。危ないスポーツと思って、やらなければ、急性硬膜下血腫といった命にも関わる大怪我をする可能性に晒されずに済むのです。スノボやラグビーで怪我をした人は、どんな大怪我であれ、責任の一部は自分にあります。危険を承知でそのスポーツを行うことを選択したからです。」

 

スノーボードや、ラグビー、アメフト、柔道などに参入する判断をする際は、この「リスク」を冷静に考えることは必要かと思います。生じる確率は低いですが、仮に生じた場合の事態は深刻です。各スポーツの業界は業界全体で対策を講じているでしょうが、どんなに万全の対策を講じても発生する確率をゼロにはできません。この僅かな「リスク」を覚悟してでもそのスポーツをやりたい!ということならやれば良いと思いますし、許容できなければやらなければ良い、それだけです。どれだけ「リスク」を取れるか否か、次第です。「リスク」のより低いスポーツや部活は他にいくらでもあります。部活に入部することを検討する世代のお子様をお持ちの方にとっては、この視点は大事だと思います。お子様本人のみならず周囲も一緒に考えてあげなければいけません。

 

自分は、中学、高校、大学とラグビー部所属で、スノボもよくやりました。漠然と「怪我をしやすい」ということはもちろん認識していましたし、そのような意見を周囲から耳にした記憶はありますが、上記のような「リスク」の具体的数値や確率論的な話はしてもらった記憶はありませんでした。大学時代は、比較的身近な環境で(ラグビーにより)脊髄損傷を被ったケースが複数あり、危険なスポーツであることを再認識した記憶があります。

 

業界あげてのより一層の対策強化を望みます。