こんにちは。布施淳です。

 

病院には様々な人が搬送されてきます。

高齢者が多いですが、若い人も少なくありません。

 

先日は、20歳前後の若年者が自殺未遂で搬送されてきました。

命には別状なく良かったのですが、これまでの生活が結構乱れている方でした。

 

・10代前半から飲酒、喫煙

・現在ではかなりの大量飲酒

 

などなど。

 

そのような情報を目にしたある医療従事者が

 

「おバカさんだね」

 

とつぶやきました。

 

 

 

悪気があるつぶやきではないのですが、なんか、いたたまれなくなりました。

 

10代前半から、飲酒や喫煙をするのが「おバカさん」でしょうか?

 

 

僕はそうは思いません。

最も悪いのは、「環境」と思います。

 

 

特に家庭環境の影響は大きいでしょう。その方の生まれた環境が、どのような環境だったのかはわかりませんが、きっと酒やタバコを避けがたいものだったと想像します。「悪い環境」に生まれてしまったのです。運が悪かったのです。そして、一度はまってしまうと、アルコールもニコチンも依存性がありますので、抜け出すことが簡単ではありません。悪循環に陥ります。

 

「環境」の重要性は以前も触れました

 

なぜ彼が医師で、彼女が看護師なのか?

 

今、日本で活躍している人は、

 

たまたま、経済的に恵まれている日本に生まれた。

たまたま、恵まれている家庭に生まれた。

たまたま、優秀な遺伝子を有して生まれた。

たまたま、正しい努力を継続できる遺伝子を有して生まれた。

 

という人も多いと思います。

 

「環境」の影響は大きく、そして、自分がどんな「環境」に生まれ育つかというと、すべてとは言いませんが、「運」の影響が大きいわけです。

 

仮に、先の若年者が、恵まれた環境に生まれれば、「おバカさんだね」とつぶやいた医療従事者よりも、もっともっと活躍する存在になったかもしれません。

 

日本は経済格差がどんどん広がっています。運が悪くてもはねかえせるような環境づくりを忘れたくありません。ニュースで目にしたり、周りにいる、一見「おバカさん」や「悪い人」、、、も多くが不運であり、それに比べたら自分たちは運が良い、という意識、そして運がよかった分、不運の人に手を差し伸べるという意識、をまずは忘れずにいたいものです。