おはようございます。布施淳です。

 

「一匹狼」って、なんとなくカッコ良い

「一匹狼」って昔からなんとなくかっこいいイメージで描かれる傾向があります。

ググってみました。

 

かっこいい。さすがTK。

c957add3-s

(出典:http://blog.livedoor.jp/hamiltonboutique/archives/36132475.html )

 

王道。かっこいい。

image003

(出典:http://www2u.biglobe.ne.jp/~kazu60/msaku2/mkoka7.htm )

 

なんか、ダンディー、かっこいい。

31XXfJr1P0L

(出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B00LTQ9KOQ )

 

よく知りませんが、ググったら出てきました。間違いなくかっこいい役なんでしょう。

Natsume-brothers-conflict-32311881-800-530BROTHERS20CONFLICT

(出典:http://popstepkick.seesaa.net/article/348062535.html )

 

 

架空の「一匹狼」と現実の「一匹狼」

「一匹狼」と言っても色々なバリエーションがあるでしょうが、ざっくり言えば、単独行動が多く、社会やコミュニティーから孤立傾向の存在です。

上記、一匹狼の方々。その映画や漫画は観ていませんのでよく知りませんが、おそらく物語の中では、単に孤立している存在というわけではなく、きっと圧倒的な高い能力などを有していたりというような素敵な役回りで、結局は周囲と良きコミュニケーションを取れているかもしれません。架空の物語ですから。主人公ですから。

現実社会での「一匹狼」は大抵、そこまで素敵な役回りではありません。物語上のカッコ良い「一匹狼」と現実社会の「一匹狼」には乖離があります。

現実社会の「一匹狼」は、意識・無意識にかかわらず「孤独感」に晒される機会は非一匹狼に比し相対的に多いものと推測します。

 

 

「孤独感」の健康への悪影響

以前も触れたとおり、「孤独感」は、喫煙や肥満や運動不足と並ぶ、病気の重大な危険因子の一つ、です。再掲しましょう。

 

「つながり」が欠如し、「孤独感」を感じていると健康を害しやすくなります。この本では5つの要因を挙げています。

 

 健康に関する行動

他者に無価値だと思われていると感じる(→これは、上のかっこいい一匹狼の人たちには当てはまらないかもしれませんね)と、自己破壊的行動をする傾向にあります。結果、自分の身体をあまり大事にしなくなります。「孤立」した中高年者は、孤独感についての苦悩と実行制御機能の衰えが相まって、気持ちを紛らわそうと喫煙や飲酒や過食に走りがちです。実行制御機能とは自己抑制のことで、「孤独感」がその衰えを助長します。

 ストレス要因や人生のさまざまな出来事に直面する

孤独な人の方が、そうで無い人よりも、ストレス要因に曝される機会が多いのです。これは、若者には当てはまらないようですが、中高年以上になると当てはまるようになります。「孤独感」により取りやすくなる自己防衛的行動によって、周囲とのトラブルや社会的問題を惹起しやすくなるのです。

③ ストレスの認識と対処法

孤独な人の方が、ストレス要因の数が多いことに加え、それに対して感じる無力感や脅威の感覚もより大きい傾向があります。より「厳しい」と感じやすいのです。さらに、ちょっと良いことがあっても、「嬉しい」「ありがたい」と思いづらい傾向があります。物事を悲観的に考え、積極的な取り組みを行わず、消極的な態度で対処し、状況を改善することを怠り、耐えます。孤独感が高まるほど支援を求めなくなります。

 ストレスに対する生理的反応

孤独な中高年の人は、朝の尿中のストレスホルモンであるアドレナリン値が高まります。ある日に孤独を感じると、次の日の朝コルチゾール値が上昇します。ともにストレスに関係するホルモンです。孤独感が強いほど、血圧は正常なままでも全末梢抵抗が大きくなります。孤独な学生は、感染症になりやすかったり、病気になりやすいといった研究結果もあります。

⑤ 休息と回復

孤独な人は、眠りに落ちるまで時間がかかります。そして、仮に、孤独でない人と同じ量の睡眠をとっても、睡眠の質が低いのです。日中の疲労度には「孤独感」が関与しています。」

このようなプロセスもあり、「孤独感」は「喫煙や肥満や運動不足と並ぶ、疾病の重大な危険因子の一つ」とも言えるのです。若い頃はまだ良いのですが、中年になってくると「一匹狼」はより一層健康を害しやすくなります。しかも、厄介なことに、病気になるのみならず、病気への対処にも障壁を生み出してしまいます。

 

 

なんとなくカッコ良い、に騙されるな

なので、「一匹狼」という、一見ちょっとかっこ良さ気なイメージに惹かれてそのように振舞うのは、現実の社会では避けたほうが良いと思います。あるいは、自分の稚拙なコミュニケーションスキルや低い社交性により、意図せず「一匹狼」的な存在に陥ってしまっても、一見ちょっとかっこ良さ気なイメージもあるので、それを良しとしてしまうのは、現実の社会では避けたほうが良いと思います。

意図せず、社会から孤立してしまった自分を、「一匹狼」という一見カッコ良さそうなイメージで捉え、肯定化するのは、一種の自己欺瞞かもしれません。

ちなみに、上の漫画の登場人物の棗さん。上のプロフィールと画像のみ見ると、外観はとってもかっこ良いですが、「一匹狼」かつ喫煙者、おまけに、無愛想で笑顔が少なそう、ですから、大変不健康です苦笑。26歳でいらっしゃるようですが、若いうちからこれらを是正できると、より健全な生活がより長く送れて、良き社会貢献が出来る確率が上がります。

Natsume-brothers-conflict-32311881-800-530BROTHERS20CONFLICT

 

 

最後に

物語の主人公ではなく、現実社会においては「一匹狼」でいることは、デメリットの方が大きいと思います。「一匹狼」は決してカッコ良い存在ではありません。

自分も他人事ではありません。散々申し上げているように笑、ストレングスファインダー®的に、自分は社交性資質が低いし、コミュニケーション資質も低い(→参考:「強み」で「弱み」をカバーしよう! )です。そのせいか、昔から割と「一匹狼」系です苦笑。好き好んでそう振る舞っているわけではなく、シャイで不器用なだけです。もちろん架空の物語ではないので、残念ながら笑、カッコ良い主人公たちとも異なります笑。もうすっかり中年ですし、気をつけなければと思います。こんなブログも、対策の1つだったりします。今日の記事は、書いていて辛いです苦笑。