おはようございます(ハイタッチ笑!)。布施です。

 

先日の学会で取り上げられていた論文。

 

Nighttime sleep duration, 24-hour sleep duration and risk of all-cause mortality among adults: a meta-analysis of prospective cohort studies.

(Sci. Rep. 6, 21480; doi: 10.1038/srep21480 (2016).)

 

睡眠時間と死亡リスクの関係を調べた論文です。

35の前向きコホート研究をメタ解析しています。

90万人もの人が対象となり、年齢は40〜83歳。追跡期間は2.8年から25年間です。

 

で、結果はこの図です。夜間の睡眠時間と死亡率の関係です。

 

Sleep7h

Figure 1. The dose-response analysis between nighttime sleep duration and risk of all-cause mortality. The solid line and the long dash line represent the estimated relative risk and its 95% confidence interval.)

 

7時間睡眠が最も死亡リスクが低く、それより短くても長くても死亡リスクは高くなります。U字型の関係を呈しています。

 

体調が悪いから、病気がちだから睡眠時間が長くなったり、眠れなかったりで短くなる、可能性もあるかと思います。しかし、この研究では、慢性疾患の有無(心臓病や癌を含む)にかかわらずこのU字型の関連が認められました。主観的健康感も結果には影響を与えませんでした。追跡初期5年以内に発生した早期死亡を除いても結果に影響はありませんでした。

 

よって、「相関」(短時間/長時間睡眠⇆死亡リスク上昇)のみならず「因果」(短時間/長時間睡眠→死亡リスク上昇)が示唆される、としています。

 

勿論、観察研究ですし、様々なバイアスが関与していることは否めませんが、早期死亡のリスクを少しでも低下させたいという意識がある人は、睡眠時間は「7時間」を目安にするとよろしいかと思います。

 

自分は、以前は6時間睡眠で過ごしていましたが、自覚的に少々足りない感覚があり、最近では6.5-7時間睡眠を標準にしています。

 

 

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