おはようございます(ハイタッチ笑!)。布施淳です。

 

 

精製穀物より未精製穀物

 

小麦でも、米でも、精製されたものより、そうでないものの方が健康には良いと言われています。精製された小麦より全粒粉、白米よりも玄米が良いわけです。精製されることにより、食物繊維、ビタミン、ミネラル、フィトケミカル、などの身体に良い成分が失われてしまうからです。「Heart Disease(Braunwald)」という心臓の教科書にも全粒粉(Whole Grain)が心臓血管病の予防に有用である、という表が掲載されています。

 

Braunwald diet

 

 

全粒粉の更なるエビデンス

 

最近、全粒粉の健康への好影響に関する論文が2つ発表されました。British Medical Journal誌、Circulation誌いずれも有名な医学雑誌です。両者ともに、全粒粉を食すと、病気の罹患や早期死亡の確率が軽減する、という結果でした。

Whole grain consumption and risk of cardiovascular disease, cancer, and all cause and cause specific mortality: systematic review and dose-response meta-analysis of prospective studies」(BMJ 2016;353:i2716)

 

Whole Grain Intake and Mortality From All Causes, Cardiovascular Disease, and Cancer A Meta-Analysis of Prospective Cohort Studies」(Circulation. 2016;133:2370-2380.)

 

前者では、全粒粉摂取が増えると、冠動脈疾患、脳卒中、心血管疾患になる確率が低下し、それらによる死亡も低下しました。また、癌による死亡、全死亡、呼吸器疾患による死亡、糖尿病による死亡、感染症による死亡、神経疾患による死亡なども低下しました。1日210-215g(7-7.5サービング)までは、これらのリスクの低下が認められました。

 

後者では、全粒粉摂取が増えると、全死亡が低く、特に心血管疾患による死亡の低下が顕著でした。現行のガイドラインの記載の1日48g(3サービング)の全粒粉摂取推奨を支持する結果としています(掲載されているグラフでは、少なくとも80g/日までは低下の傾向が持続しています。)。

 

 

 

全粒粉=茶色。茶色なら良いのか?

 

両者で「サービング」の定義が異なるようですが、例えば全粒粉の食パンなら、1サービングはざっくり1枚という感じなんだと解釈します。全粒粉のパンは褐色、茶色っぽい色合いをしています。白いもの、例えば通常の食パンや白米はあまり健康に良くないため、色のついた全粒粉パンや玄米を選ぶことが望ましいのです。

 

例えば、これは全粒粉70%使用しているパンです。ちょっと褐色を帯びています。

(ブレッドプラント オズ)← お気に入りのパン屋さんです

http://www.bread-plant-oz.co.jp/

https://www.facebook.com/breadplantoz/?fref=nf

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一方で、時々見かけるコンビニでの茶色っぽいパン。

 

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白より茶色!これは健康に良いのだろう!と考えてしまいがちです。本当でしょうか?

原材料を確認してみると、、、、、

 

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カラメル色素!

 

カラメル色素とは、食品用着色料の1種です。→ウィキぺディア「カラメル色素」

単に、白い食パンに着色料で茶色く色付けしているだけと思われます。全粒粉でもなんでもありません。まあ、”全粒粉”等紛らわしい商品表示も何もありませんので別に良いのですけれど、消費者としては、なんとなく、茶色を呈していると、先入観で、健康に良いようなイメージを抱いてしまいがちです。しかし、そんなことは決してありません。

よく成分表示を確認しましょう。