こんにちは。布施淳です。

世の中には、「金持ちになる」とか「稼ぐ」「儲ける」「年収アップ」、、、、といった、お金の儲け方のHow to本が溢れています。しかし、年収おおよそ700万円くらいまでは年収と幸福度は相関しますが、それ以上年収が上がっても、幸福度とは相関がなくなります。要するに、貪欲に年収を増やしても幸福度との間には、濃厚な相関関係はないのです。

この本は、「お金をいかに稼ぐか?」ではなく、「お金をいかに使うか?」という本です。「幸福度を上げるお金の使い方」のHow to本です。意外とこのような切り口の本はなかったかもしれません。

 

幸福になるためのお金の使い方を「ハッピーマネー」と称し、ハッピーマネーの5つの原則をあげています。参考文献は付していませんが、一応、研究に基づき、”エビデンス”のある「原則」と解釈できそうです。

 

①経験を買う

②ご褒美にする

③時間を買う

④先に払って、後で消費する

⑤他人に投資する

 

 

①経験を買う

家や車やその他高級品やブランド品を購入しても幸福度は大して向上しません。他方、旅行などの「経験」は幸福度を向上させてくれます。特に、つながりが生まれる経験、思い出になる経験、自分の理想像に結びつく経験、希少なチャンスの経験が幸福度アップに効果的です。物質的な物品を得ることによる喜びは一瞬で色あせますが、高揚感を伴ったりやインパクトのある経験による喜びは、はるかに長い間続きます。

 

②ご褒美にする

たまの「ご褒美」のように、幸せが「当たり前」にならないように「慣れ」を回避する仕組みを施しましょう。限定品とか期間限定など、得たい気持ちと少々距離を置くことによって新鮮味を取り戻すことができます。また、失われつつあるものは、貴重な思いを抱かせ幸福度上昇に効果的です。

 

③時間を買う

忙しく生きることは人を幸福にしません。その忙しさは、何のためでしょうか?収入のために自ら忙しくして、本質を見逃していないでしょうか。豊かさを求めすぎると、自由な時間が奪われます。時間的余裕が、人生の満足度を上げます。テレビや自動車、マイホームなど大きなものを買うとき、それが自分の時間にどのような影響を与えるか、よく考えてみましょう。時間を搾取されませんか?時間を使ってお金を稼ぐのも良いですが、幸せな時間をどう作り出すかも考えてみましょう。

 

④先に払って、後で消費する

今入手出来る魅力「現在の威力」は強烈なパワーを持っています。しかし、心の健康な人は、明るい未来を思い描けます。「おあずけ」は楽しみを増加させます。先送りは消費の喜びを大きくします。支払ったお金から幸福を得やすいのは、ワクワクする期待を膨らませるようなもの、よだれが出るほど楽しみなものなどです。また、負債金額の大きさのほうが、稼ぐ金額の大きさよりも、幸福度に関して重要な予測要素になっています。

 

⑤他人に投資する

他人への善行は自分を幸せにします。たとえ少ない金額でも他人のために使うと幸福感は増していきます。上手な向社会的(世のため、人のため)なお金の使い方とは、「その使い方を自分自身の意志で選択し、他人とのつながりを作り、彼らに明確な影響をもたらす」ような使い方です。他人への投資は、多くの恩恵をもたらし、幸福だけではなく、健康や裕福な気分にまで影響を与えます。

 

 

著者はこのように言っています。

ものを買うことから経験を買うことへ、自分のために使うことから他人のために使うことへ移行すると、幸福度に劇的なインパクトを与えることができる”(抜粋)

 

経験を分かち合ったり、利他的に人のために尽くすことが重要ということです。人は「つながり」で生きています。最近、「つながり」の重要性をひしひしと感じることが多いのですが、この本も例にもれません。

 

自分はあまり物欲はありませんし、無駄遣いはしない方(と思う)ですが、自分が学びたいことには結構投資します。本もかなり買います。amazonでポチッとしまくりです笑。積ん読本も量産していますが笑。「本」は「もの」ではありますが、著者の経験が凝縮されています。本を買うことは著者の「経験」を買うのとほぼ同義です。幸せなお金の使い方です笑。本から得た学びをここでシェアすることは、お金を「他人のために使う」に通じるとも考えられます。幸せです笑。