おはようございます(ハイタッチ笑!)。布施淳です。

 

学生対象のある実験では、幸福度の低い学生は、

 

・自分が低い評価

・相手がそれよりも低い評価

 

の場合の方が、

 

・自分が高い評価

・相手がそれよりも高い評価

 

の場合よりも、より良い気分とより大きな自信を得られた、とのことです。自分自身の絶対評価よりも、他者との相対評価の方が幸福度や自信に対する影響が大きい傾向があるのです。

 

 

「年収1500万円」という絶対的数値よりも、「年収1500万円は日本のTop1%」という方が嬉しいのです。

「高級車ベンツを所有」している事実自体よりも、「隣の家の人はカローラ」という比較があった方が嬉しいのです。

一軒家に住む時も、隣の家より立派だったり、大きかったりすると、嬉しいのです。

陸上競技100m走で、「9.5秒で銀メダル」よりも「10.1秒で金メダル」の方が嬉しいのです。

「9.5秒」という事実よりも、「世界新記録9.5秒」の方が嬉しいのです。

キャバクラで女性を口説く時は、単に「素敵」と褒めるよりも、「他の女性よりも素敵」という褒め方の方が効果的だそうです。

 

 

 

このように、我々人間は、幸福度を考える時は、誰かと比較している場合が多いそうです。自分のあり方が他の人より勝っている、劣っている、、、、というように、他者との比較を重要視する生き物なのです。

 

もちろん、そうではない人もいます。「内なる自分」や「過去の自分」を相手として比較することを心がけている人なんかもいます。イチローは、よくその類の発言をしています。でも、一般的には他者との比較が重要なのです。

 

各種メディアによる報道はネガティブなものが多いです。社会は、人の不幸を求めているのだと言います。他者の不幸を見聞きすることにより、自分の相対的価値を高めたいということです。それが社会のニーズであり、そのニーズに応えているのがメディアなのです。「人の不幸は蜜の味」です。

 

教育の場においても活かせそうです。学習者に対するポジティブなフィードバックは、より相対的な要素を含めて提供する方法が効果的かもしれません。単に「良く出来ました!」というより、「◯◯に比べて、良くできました!」とか。◯◯を何にするかは、慎重に考えないといけませんが。