おはようございます(ハイタッチ笑!)。布施淳です。

 

昨日、宇野カオリ先生によると、「レジリエンス」には120を超える定義がある、という話に触れました。

 

「Grit グリット」という言葉があります。

ウィズダム英和辞典を調べてみると

 

grit /ɡrɪt/

名詞

1 ⦅くだけて⦆(困難に負けない)勇気, やる気, 根性.

2 〖集合的に〗砂, 小石; 砂岩.

動詞~s; ~ted; ~ting

他動詞

1 〈歯〉をきしらせる, 食いしばる.

2 〈砂小石など〉を撒(ま)く.

through grìtted téeth

歯を食いしばって; 固く決意して.

 

ペンシルバニア大学心理学部准教授のアンジェラ・ダックワースは「Grit」研究の第一人者です。

 

子供でも大人でも、様々な状況で、ある一つの要素が「成功」に大きく関係していた。それは、知性やIQではなく、身体的健康でもなく、ルックスでもありませんでした。その一つの要素とは、「Grit=やり抜く力」だった、とダックワースは説きます。

 

TEDでのプレゼンです。

Duckworth2

 

要は「Grit グリット」は「長期的な目標に向けての忍耐力」という感じの概念になります。かなり「Resilience レジリエンス」に近い概念と思われます。ポジティブ心理学で著名な宇野カオリ先生は、120もの定義が乱立し、ありふれた言葉になってしまった「Resilience レジリエンス」から、一歩出し抜くために、少しだけ切り口を変えた表現、それが「Grit グリット」と言っていました。ありふれた言葉から抜き出るには、新たな切り口や表現が必要になります。一種の水平思考lateral thinkingでしょう。巧いですよね。

 

しかし、「やり抜く力」となると、「根性、根性、ど根性!」といった根性論に陥ったりしないのでしょうか。才能がない分野での努力は効率が悪いです。例えば、ストレングス・ファインダーの下位資質を真正面から努力で向上させることはなかなか難しいとされます。このあたりの、資質あるいは才能と「Grit グリット」の関係をどのように捉えたらよいか、知りたいところです。

 

ダックワースによる「Grit」に関する本も出版されています。今のところは洋書のみです。下記のリンクは英語本です。でも、今後翻訳予定もあるそうですので、楽しみです。

 

 

 

Audio CDなんかもありますね。

http://www.amazon.com/Grit-Passion-Perseverance-Angela-Duckworth/dp/1501111108