おはようございます(ハイタッチ笑!)。布施淳です。
最近、「レジリエンス」という言葉をよく耳にします。
ウィズダム英和辞典には、
resilience, -iency /rizɪ́liəns/ /-si/ 名詞
1 (病気やショックからの)回復力.2 〘物理〙弾力(性); 跳ね返り.
とあります。
ウィキペディアを調べてみますと、
「レジリエンス(resilience)とは、「精神的回復力」「抵抗力」「復元力」「耐久力」などとも訳される心理学用語である。心理学、精神医学の分野では訳語を用いず、そのままレジリエンス、またはレジリアンスと表記して用いることが多い。「脆弱性 (vulnerability) 」の反対の概念であり、自発的治癒力の意味である。」
との事です。
ポジティブ心理学で著名な宇野カオリ先生によると、レジリエンスの定義は乱立していて、120!を超える定義が存在するそうです笑。
おまけに、ポジティブ心理学においては、resilienceとresiliencyは意味合いが異なるそうです。
・resilience:火事場の馬鹿力的な一時的なエネルギー。認知行動療法分野での研究が進んでいる。
・resiliency:一生持っている特性 絶えず持っている力。ポジティブ心理学で取り扱われる。
宇野先生は、レジリエンスを「木」にたとえて3つのカテゴリーで説明してくれました。
① 頑丈な根っこ
太く頑丈な根を張り巡らすことにより、雨・風などに対しても揺るぎない安定を堅持します。
② しなやかさ
強風などに煽られ靡いても、折れたりせずに、元に戻ります。復元力。弾性力。
③ 回復力
強風などで煽られ靡いて、倒れてしまっても、その後如何に回復してくるか。また芽が生えてくるか。心的外傷後成長と言われるような現象もこの範疇に入ってきます。
頭が整理されます。抵抗力とか、耐久性とか言っても、バリエーションがあります。各々のカテゴリーでのタフさを持てれば良いですね。
レジリエンスという概念で、自分がよく想起するのは映画「ターミネーター」です。特に「ターミネーター2」の液体型ターミネーターはレジリエンスがハンパなかったなと思うのです。この液体型ターミネーターは下記写真の如く②しなやかさ主体ですが、高い硬度の個体状態にも変化しうるので①の要素も有します。攻撃されて粉砕されて、粉々にされ飛び散った液体からまた、そこからもぞもぞと集まって復元していきますから、③も有するとも解釈できます。レジリエンスの塊です笑! ちなみに、シュワルツネッガー演じたオリジナルのターミネーターは①主体のレジリエンスでしょう。
自分にとっては、液体型ターミネーターがレジリエンスの師匠です!
Carolco Pictures / Pacific Western
http://s-graphix.com/tips/metal/index.html
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