おはようございます(ハイタッチ笑!)。布施淳です。

 

ポジティブ心理学には「ポジティブ・ヘルス」なるカテゴリーがあります。

文字どおり、健康面に対する、ポジティブ心理学の応用ということです。

 

昨日ポジティブ心理学はLiveからThriveへ、より高度な「ウェルビーイング」を目指す、という話に触れました。「ポジティブ・ヘルス」とは、”健康”という各論においても同様に考える概念です。すなわち、「健康=病気がない状態」ではなく、もっと「高度な健康」を目指そう、というものです。

「ポジティブ・ヘルス」の概念図です。これ、自分にとってはインパクトのある図でした。

http://www.creatingpositivehealth.com/positive-health/ より

Slide1

 

ポジティブ・ヘルスの健康資産は3つのカテゴリーに分けられています。

① 主観的資産:楽観性、希望、主観的健康感、満足度など

② 生物学的資産:身体的構造、自律神経、ホルモンの状態など

③ 機能的資産:身体機能(運動耐容能など)、友人関係、結婚生活、余暇活動、充実した仕事など

 

これらの資産が、上図の” optimal health”すなわち「高度(適切)な健康」にどの程度寄与するのか、しないのかを見極めるわけです。

下記の本を読む限り、本当の「健康資産」とは何なのか、まだ明確にはわかっておらず、あくまで「仮説」の域を脱していないようです。中でも、有力な変数は楽観性、運動、愛情、友情などということですが、まだまだ発展途上の分野で、今後の更なる充実が期待できます。

 

何れにしても、「健康≠病気がない状態」 というわけではなく、もっと”健やかな状態”がある、という考えにはハッとさせられました。基本的に病院の中で「病気」の人しか診ていない多くの医師にとって、この考え方は頭に留めておきたい概念と感じました。病気を治して、「病気が治癒すること」がその患者に取っての真のゴールではない可能性があるわけです。