おはようございます(ハイタッチ!)。布施淳です。

熊本で地震が頻発、その範囲も九州全域に及んできている感じもあり、心配です。しかも阿蘇山が小噴火とのこと。

そして、被災した方々、或いは、救援に駆けつけている方々。皆、献身的に助け合っている姿が報道されています。自分としては皆様の無事をお祈りするのみで、何も貢献できていないところが心苦しいところです。

 

先に紹介したこの本。この本を読むと、人と人とのつながりが、我々にとっていかに重要かを感じることができます。

 

 

ストレス反応には様々なものがあります。「闘争・逃走反応」「脅威反応」「チャレンジ反応」・・・・。それらの中の一つに「思いやり・絆反応」なるものもあります。人はストレスを感じると、思いやりを深め、仲間や周りの人をいたわるようになるのです。積極的に絆を強めようとします。「人はストレスを感じると自己防衛に走る」というよりはむしろ、「人はストレスを感じると、仲間を守ろうとする」という本能が働くのです。ストレスを感じると、3つのメカニズムが活性化するそうです。

 

① オキシトシンが分泌され、思いやりが強まり、絆を深めます。

② ドーパミンが分泌され、やる気が強まり、恐怖が弱まります。

③ セロトニンが分泌され、知覚・直感・自制心が強くなります。

 

要するに、ストレスにより、思いやりが強まり、勇気が湧き、冷静な判断ができるようになり、それが「思いやり・絆反応」として機能します。

 

そして、さらに、他者をいたわったり、助けたりすると自らも「恐怖」が弱まり「希望」が強まるという作用もあります。自分だけのことを考えていると、「恐怖」から逃れることができません。どんな小さなことでも良いので、人をいたわることが重要なのです。周りの人をいたわり、助けることは、もちろんその人たちのためになるのですが、自分のためにもなるのです。時間がない、気力がない、焦っている、そのような時にも、積極的に誰かの手助けをすることで「思いやり・絆反応」を通して、自らのレジリエンスが育まれるのです。

 

「社会的なつながり」を求める気持ちは、「闘争」や「逃走」と同じくらい強烈なサバイバル反応であると言います。この言い回しは、自分にとって大変なインパクトがありました。思い返せば、311の時もそうでした。今回の熊本の地震でもそうです。人々が助け合う姿は、人間の「つながり」の本能、サバイバル反応に他なりません。

 

人は、「つながり」という生存戦略で、長い歴史の中生き延び、社会を構築してきました。そして、現代社会においても、孤立する人は短命、社会的つながりを多く有している人は長寿、という傾向も明らかです。災害を通して、この本を通して、そんなこんなの現実に、腹落ちしています。

 

【参考】

「つながり」を大事にしましょう

健康の鍵は「つながり」