おはようございます(ハイタッチ笑!)、布施淳です。

今日もゲームネタです。昨日話題にしたゲームの依存症も気になりますが、ゲームによる暴力性助長の可能性も気になるところです。

戦闘ゲームなど暴力性の高いゲームをプレイすると、実際の生活でも暴力性が増すのではないか?という懸念です。子供による暴力事件や傷害事件、殺人事件などが報じられると、その都度、出てくる懸念事項の1つでもあります。

 

この「「学力」の経済学」では、

・暴力的なゲームをすると、子どもの問題行動が顕在化するのか(因果関係)

・もともと問題行動をするような子どもが暴力的なゲームを好むのか(相関関係)

 

の双方の可能性があるとし、因果関係を調べた多くの研究の結論としては、

「ゲーム「そのもの」が子供たちにもたらす悪影響は私たちが考えているほどには大きくない」

だそうです。

 

 

ただ、「(テレビ/ビデオ/デジタル)ゲーム」といっても様々です。一人プレイ、複数プレイ、家族や友人、またはオンライン上(見知らぬ相手)、暴力性の高いゲーム、低いゲーム、などなど。それらの要素についてもう少し細かい見解が「スーパーベターになろう!」には記されています。

この本によれば、友人や家族などとゲームをすると「共通の基盤」「相互依存」を形成し、「親密感」を高めることができると言います。同じルールの中でプレイすることにより互いに共感を得やすくなります。つながりのレジリエンスを養えます。ゲームにより社会的なつながりが強化されるのです。

 

しかし、一方で、オンラインで見知らぬ人と暴力的・攻撃的なゲームをプレイするケースは問題があります。

勝つと、男性ホルモンテストステロンが多く分泌されます。結果、自分が強くなったと錯覚し、弱者に対して、親切心や思いやり、共感を感じにくくなるそうです。テストステロン分泌が増えると、ゲーム中のみならずゲーム数時間後の行動にも影響を及ぼし、攻撃的になる可能性があります。

負けても、負けた後の無力感、焦燥感、イライラ感により、他者に怒りや敵意を表す可能性が高くなります。友人や家族とプレイしたり、一人でプレイした場合でも起こり得る感情ですが、見知らぬ相手とのオンラインゲームでプレイしている場合の方がはるかに起こりやすいようです。これまで若者の攻撃性・暴力性の原因として暴力的なゲームそのものの影響が疑われてきましたが、実はその多くが負けた後の無力感やイライラ感と関係しているとの研究結果があります。

 

ということで、避けたいゲーム環境は以下です。

・見知らぬ相手と

・オンラインで

・攻撃的な対戦プレイをする

 

この本では、「ゲームの総プレイ時間の半分以上をオンライン上の見知らぬ相手との対戦に費やすのはお勧めしない」としています。友人や家族とプレイしたり、オンラインゲームをするなら、見知らぬ相手との協力プレイを楽しめば良いのです。