おはようございます(ハイタッチ笑!)。布施淳です。

昨日触れた、ゲームの話(ゲームフルにいこう!)。

 

ゲームを行うことにより脳内快楽物質であるドーパミンが中脳辺縁系(報酬回路)に分泌され、心地よい恍惚感を味わうことができます。この領域に分泌されたドーパミンは記憶、モチベーション、学習、感情、欲望を刺激するそうです。多くの場合、ドーパミンの増加はモチベーションと精神力が高まったというサインになります。従って、新しい目標や大きな障害に取り組む際は、ドーパミン濃度が高いほど大きな恩恵を受けられます。ドーパミン濃度上昇は、モチベーションと精神力が高まるだけでなく、自己効力感、学習能率、勤勉さが高まり、パフォーマンスも向上します。これがゲームから得られるメリットの1つです。

 

しかし、ゲームには様々な利点があるとは言っても、気になるのはその「依存性」です。このブログでも「依存症」について何度か触れたことがあります。例えば、下記。

「依存症」という観点で周りを見渡してみよう

 

依存症で有名な久里浜医療センターのHPでもゲーム依存の警告がなされています。

オンラインゲームについて

 

ドーパミンは脳内快楽物質であり、依存症の原因物質でもあります。薬物依存を始めとする様々な依存症はドーパミンを分泌により促進されていきます。ゲームにより分泌されるドーパミンをうまく利用すれば良いのですが、逆に、依存症に陥ってしまっても困ります。我々はどのようにゲームに取り組めば良いのでしょうか。

 

結論は、「目的を明確にしてゲームを行う」ことが重要だそうです。

 

 

ゲームに没入している状態(いわゆる”フロー”)には2種類あるそうです。「自己抑圧型」と「自己解放型」です。「自己抑圧型」は、悪い考え、感情、経験を抑えようとしている状態、避けようとしている状態です。「自己解放型」は、ポジティブな思考、感情、経験を求める状態です。

 

「今は誰とも話したくない」とか「それについては考えたくない」と言うのは「自己抑圧型」です。新しいことを学ぶ、スキルを磨く、目標を達成する、元気を取り戻す、関係を強化するなどのポジティブなモチベーションを持っていたら「自己解放型」です。

 

モチベーションと意志力を高めようとか、痛みを和らげようとか、レジリエンスを高めよう、自己の強みを引き出そう、、といった目的を明確にしてゲームに取り組むのが「自己解放型」です。勉強したくないから、仕事がつまらないから、なんかうまくいかないから、と言ってゲームに逃げるのが、「自己抑圧型」です。

 

薬物依存症、アルコール依存症、ギャンブル依存症などは、多くの場合それらにより自己を抑圧する「自己抑圧型」です。逃げ場です。「自己抑圧型」ですと、悪循環に陥り、自分では制御できなくなる依存状態にすぐに移行してしまうそうです。「自己抑圧型」でゲームをすれば、問題解決能力や人生を改善する能力が失われます。「自己解放型」でゲームをすることで初めて、ゲームフルな強みをゲームの中だけでなく、日常生活のすべてに活かせるようになるのです。

 

同じように、ゲームをしているように見えても、両者は全く異なるのです。

 

具体的に、ゲームから恩恵を受ける、或いは、害となる「時間」はどのくらいなのでしょうか。「スーパーベターになろう!」によると、様々な文献を調べた結果、週に21時間プレイするあたりから、マイナス面が目立ち始めるとのことです。デジタルゲームは、1日3時間以内にとどめておけば、我々はゲームから恩恵を受けるということになるのです。

 

1日3時間以内というのは、恐らく大人たちの話でしょう。子供のゲーム時間については、以前も触れた「「学力」の経済学」にデータが示されていました。2時間/日を超えると飛躍的に悪影響が増大するそうです。逆に言えば1日1時間程度子供がゲームを楽しむことは、子供の発達や学習時間へ悪影響を及ぼさないとのことです。悪影響を及ぼさないばかりか、モチベーション、精神力、学習能率が高まり、パフォーマンスも向上するかもしれないのですね! 僕は、これらの本を読むまでは、子供が1時間でもゲームすることは、時間の無駄と思っていました。お恥ずかしい笑。

 

 

 

ということで、まとめますと、ゲーム依存症に陥らずに、ゲームの恩恵を享受するためには以下を守りましょう。

 

① ゲームの目的を明確にする

② 大人は1日3時間以内

③ 子供は1日1時間以内