おはようございます(ハイタッチ!笑)。布施淳です。

 

このブログでも、ちょこちょこお金や経済に関する話を書いています。以前は全く興味のなかったことなのですが。医師として、お金の勉強をする必要があると思った理由は主に2つです。

 

① 自分も含め医師のマネーリテラシーは低め。社会人として、いかーん。

② ”所得”と健康状態には相関がある。

 

で、ただ漠然と勉強するよりも、ちょっとしたものでも目標を設定しておいたほうが良いかな、ということで1月に2級フィナンシャル・プランニング技能士(いわゆるフィナンシャルプランナー;FP)の試験を受けることにしていました。んで、先日結果発表があり、無事合格しました。ぱちぱちぱち笑。当初はFPって、ナンジャラホイ?というレベルだったので、ちょっとは進歩しました笑。

参考:日本FP協会

 

 

① 自分も含め医師のマネーリテラシーは低め。

 

以前も医師のマネーリテラシーの低さに触れたことがあります。

例えば→ 長時間労働と金融リテラシー

その低さの理由は、良くも悪くも職務的にお金を意識することが少ないですし、また長時間労働に加えて、医学的専門的知識の勉強や技術の訓練にも時間を割かれるので、マネーリテラシーを学ぶ時間があまり取れないのが一般的だから、ではないかと思います。
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医師って、使命感の強い人が多いです。お金のために働くという感覚はなく、目の前の患者のため、命を救うために働いている人が多いです。悪い医師もいますが、大半の医師は、献身的な姿勢の善人です。給料明細を見ない人も少なくありませんし、自分がいくら給料をもらっているか把握していなかったりします。労働基準法を無視したような長時間勤務もごく普通、そして、夜間の呼び出しにも応じていたりします、まさにボランティア。それはお金のためではありません。大半の医師は、善意と使命感のもと長時間労働で日本の医療を支えています。美談のようにも聞こえますが、業界としては、決して良いことではありません。このような善意が、今の医療崩壊の下地を作ってきたという見方もできます。医師のみならず、看護師にも同じようなことが言えるかもしれません。社会を健全に生きるためには、業界を健全に維持するためには、お金の仕組みを知っておく必要があるでしょう。

 

 

 

② ”所得”と健康状態には相関がある。

 

一方で、医師や看護師が扱う「健康」とか「病気」。このブログでも以前何度か触れてきたように、「所得と平均寿命、健康状態には相関がある」ということは多くの研究で指摘されています。例えば、→「なぜタクシー運転手は病気になりやすいのか?」。この本でもその点が言及されています。因果関係とは言えませんが、一部は因果関係もあるのではないかと推測されます。

「健康状態」に深く関わる職業であるならば、それと相関のある”所得”に関する知識も持っていたほうが良いでしょうし、その所得の低さの背景への理解や、あるいは、可能であれば、所得の低さを少しでも是正できる対策を講じてあげたり。もはや「普通の医師の業務」ではなくなる可能性もあります笑が、患者の健康状態の改善につながることであるならば、考えてあげてもよいのかなとも思います。

食事と健康は関連しているので、病院では栄養士による栄養指導を行っています。なら、お金と健康も関連しているので、病院でFPによるお金指導を行っても良いのですよね笑。

 

 

病気の診断や治療をどんどん進化させ、高度医療に取り組むのも大事な医療です。ただ、医療者として、そのようなことに注視しすぎて視野狭窄せず、社会の中で、人が健全に生きていける環境に目を向けるのも大事だよなと、今更ながら感じています。