おはようございます。布施淳です。

業務やイベントが山積みで、12月、1月と怒涛の2ヶ月になりそうです。このBlogもどこまで更新できるかわかりませんが、ゆるく、続けていこうかと思います。

 

先日、仕事ではなく、あるテーマに関する学習会に参加しました。医療職の方々が中心ではありますが、様々な職種(含学生)、年齢の人たちが約20人ほど集う場です。初対面の人も多いので、初めに1人1人自己紹介しました。この自己紹介の仕方、自分も含めてほぼ全員が「所属施設(勤務している病院や会社)」を一言目か二言目に言っていました。自分の名前よりも先に言う方も多かったように思います。

 

「◯◯大学の山田です」

「◯◯会社の佐藤です」

「◯◯病院の田中です」

 

こんな感じです。別に、普通のことなのかもしれませんが、先日読んだ本「幸福途上国ニッポン 新しい国に生まれかわるための提言」を思い出しました。

 

日本人は、自己紹介をするときに、仕事の業務ならともかく、仕事外であっても、名前よりも先に会社や組織を先に言う傾向があることをこの本では指摘していました。その背景にあるものは、日本人の「集団主義」です(参考:「見えない権威」で自由度を下げていませんか?)。即ち、周りに同調したり、常識に合わせたり、「とりあえず、同じで」という集団に同化する傾向です。

 

多くの日本人のアイデンティティーが、組織や団体という集団と同一化している表れでもある。ひとりひとりが個人として存在している感覚よりも、集団の一部として存在している感覚が先に来ているからだろう。」(引用)

 

所属組織や所属会社が何であるかを一言相手に伝えることで、自分がどのような生き方をしている人間なのか、どのような背景を持っているのか、イメージがつきやすいし、簡潔に自分を伝えるには悪くない方法という見方もできます。ですから、否定するわけではありません。

 

自分の存在を証明してくれるものを、会社や組織などの集団に依存しないことから始めなければならない。」(引用)

 

 

自分は何ができるのか、自分の売りは何なのか、アピールできるものは何なのか。この場で、この集団で、自分が貢献できることは何なのか。それを、所属の会社や所属組織を言及しなくても、相手に完結に伝えることができると良いなと感じました。一流会社や一流大学、一流病院に所属していることは、カッコイイかもしれませんが、ひとたび、その組織を離れた時に、自分の価値はあるのだろうか? 一流会社を退職したら、途端に、周りに相手にされなくなった、というような話はよく耳にします。所属組織いかんを問わず、自分ブランドを作り上げるという意識が大事だと思いました。