おはようございます。布施淳です。

昨日の記事で取り上げた本。

 

 

人と打ち解けるのが苦手な人の代表格として、この本で取り上げたのは「執着性格者」です。

 

執着性格者は、基本的に人間不信。偽りの自己。一見自立しているが、他人の協力を得られない、歪んだ自立。いつも精一杯で余力がない。楽しいことはない。自己実現していないから自分という存在を感じられない。一緒にいても心理的には相手と常に遠い距離がある。コミュニケーション能力の欠如。感情の交流ができない。人によく思われたい。過度に人に配慮する。が、人と心はふれ合っていない。不愉快さを我慢して、迎合する。ウソで固められた人間関係。ウソの生活をしている。そこでいつ見破られるか不安になる。だから生きていることのすべてが不確かなのである。張りっばなしの弦のように、いつかは切れてしまう。憤懣が内に向かって堆積し、心を破壊する。うつ病になりやすい。」

 

 

そして、下記のような記載もあります。

 

執着性格の人にとって、人と打ち解けることは仕事で真面目に努力することよりもはるかに大切なことである。真面目に努力して叶わなかったことが、人と打ち解けることでどんどん叶い始める。真面目に努力してできなかったことが、努力しないで実現するようになる。」(抜粋)

 

人と打ち解け合うことで、予想をはるかに超えたメリットが得られることも期待できます。もちろん、人と打ち解け合いづらいことの原因は、執着性格以外にも色々とあろうかと思いますが、原因はなんであれ、この本に書いてある、人と打ち解けやすくなるための対策は、参考になるのではないかと思います。

この本を通じて、自分なりに印象に残ったその対策とは、

 

 

① 自分を出すこと

自分を出して、何事も自分の意思で選択する。自分の意思で自分の道を歩く。エネルギーが湧いてきます。自信が湧いてきます。

 

② 自分が気持ち良いことをする

“本当に”自分が気持ち良いと感じることをします。快適な気分を味わい、楽しむことでエネルギーが湧いてきます。

 

③ 自分を守る

世間に対してではなく、自分に対して自分を守るのです。即ち、他人とコミュニケーションする、自己実現する、好きなことを見つける、ということです。①②と重なります。

 

④ 問題解決のために話し合う

自分だけで頑張りすぎず、話合います。一人より創意工夫が生まれますし、周囲を味方にもできます。

 

⑤ トラブルは修行の場と考える

悔しさを乗り越え、心の安らぎを維持できるようになります。動揺しない自分を作ります。

 

⑥ 相手が殴ったら殴り返す

殴られっぱなしだと、心の内に憤懣が鬱積し、心が壊れます。悔しい感情の出し方も知りましょう。

 

 いらない人間関係は捨てる

相性の悪い人は、います。捨てましょう。八方美人はやめましょう。人間関係を変えましょう。そして自分を信じましょう。

 

 

打ち解け合いづらい人の最大の問題点は、コミュニケーション能力の欠如です。そして、ほとんどの場合、その原因は自分自身にあります。相手の問題ではありません。自分を信じましょう(①②③)。人を信じましょう(④)。とは言っても、時には、うまくいかないこともあります。そんな時は、遠慮なく、自分の意思を前面に出してみる(⑤⑥⑦)、ということです。

 

過去も、今も、未来も、自分のものです。これまで納得した人生を送ってきた人、そうでない人、様々でしょう。むしろ後者の方が多いのではないでしょうか。でも、過去にこだわりすぎず、過去にとらわれず、過去から自由になる。今を大事に、未来を大事に。打ち解けた友たちと、真の休養をとりつつ、健全な心身で毎日を送りたいものです。

 

結構、深い本でした。まだまだ読みが浅いはずです。繰り返し読んでみたくなりますし、加藤 諦三氏の他の著作も読んでみようと思います。