おはようございます。布施淳です。

 

仕事でも勉強でも何でも、何かをする時に、ただ漫然とやるのと、制限時間を定めてその時間内でやろうとするのと、どちらが充実した時を過ごせるでしょうか。

圧倒的に後者だと思います。

 

平成26年の時点での日本人の平均寿命は男性80.5歳、女性86.8歳です。

 

例えば外来中、75歳の男性患者に「俺はあと何年生きれるのかなー」なんて尋ねられることがあります。

「日本人男性の平均寿命は80歳だから、あと5年くらいがざっくりした目安です、大事に過ごしてください」などと、つい言ってしまうことがあります。でもこれ、正確ではありません。

 

例えば外来中、90歳女性患者がに「私はあと何年生きられるのかしら・・・」なんて尋ねてくることがあります。

「日本人女性の平均寿命は88歳だから、もう超えていますし、いつ逝ってもおかしくないです。一瞬一瞬大事にしてください」などと、つい言ってしまうことがあります。でもこれ、正確ではありません。

 

 

平均寿命は、0歳の人の平均余命のことです。毎年、日本国民が一定の割合で死に至るわけではありません。

◯歳の人の平均余命は、当然、(平均寿命−◯歳)ではありません。

75歳の人の平均余命は、当然、(平均寿命−75歳)ではありません。

75歳の日本人男性の平均余命は、約12年だそうです。厚生労働省のHPでは主な年齢の平均余命の一覧表が公開されています。

 

厚生労働省平均余命

http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/life14/ )

 

80歳の男性は平均余命8.8年、女性は11.7年。90歳の男性は4.3年、女性は約5.6年。こうしてみると、超高齢の方でも、平均余命は思ったより長いという見方もできます。

 

75歳の男性には「平均あと12年くらいあります」とか、90歳の女性には「平均あと5-6年あります」と言ってあげた方がより正確ですし、平均寿命を超えますよ!超えてもまだまだ生きれますよ!、などとポジティブな表現も出来るかもしれません。

 

何れにしても、高齢者の残された時間は貴重です。より正確に、より具体的に残り時間を表現することで、充実した時間を過ごし、悔いのないフィナーレを迎えてもらいたいと思います。

 

 

というか、高齢者でなくとも、平均余命を意識することは大事かとも思います。自分は46歳です。平均的な余命はあと35年ほどということです。

35年x365日= 12,775日

残された日にちは12,775日です。

 

自分は必ず1日6時間の睡眠時間を確保するようにしています。

12,775日x(24時間−6時間(睡眠時間))=229,950時間

残された覚醒時間は、229,950時間です。

 

229,950時間x60分=13,797,000分

残された時間は、13,797,000分です。

 

こうして数値にすると、1年、1日、1時間、1分、をより大事にする気持ちになります。だらだら漫然と過ごしていたら、もったいないお化けが出ちゃいます笑。

 

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