こんにちは。布施淳です。

 

以前このブログでも触れた、「健康第一」というパラダイムをバッサリ切った衝撃的な本。これ、オススメです。

 

 

そして、下記は、今回読んだ本「医者の言うことは話半分でいい」。この本も、「「健康第一」は間違っている」に通じるものがある良書です。患者目線で、よりソフトに、プラクティカルな仕上がりになっています。著者の尾藤先生は個人的にもよく存じ上げている医師です。上記本の著者名郷医師は信頼できる医師ですが、下記本の尾藤医師も本当に信頼できる医師です。いずれの本も、近頃ありがちな、何ちゃって医療本では決してありません。

 

 

医師という専門家の偏った視点、「医療はこうあるべきだ!」という各専門家のイチゼロの主張に注意喚起し、医師と患者の考え方の乖離を指摘し、医師との付き合いかたを指南してくれています。不安ビジネスとしての医療、代替医療、氾濫する健康情報に対する考え方、そして、超高齢化社会による医療の目的の多様化など医療の様々な問題点を易しく解説してくれています。

 

患者が、医師と面談するということは医療についての説明を聞くだけの場ではありません。医学的に正しいことを説明してもらった上で、対話を重ね、自分にとって最善のことを模索していく場、なのです。もちろん医師は「医学的に正しい(と思われること)」を説明する必要がありますが、患者の最終的な選択肢が「健康第一」であるとは限らないのです。患者は真剣に自分のことを考え、自分の価値観を大事にし、「自分らしく、楽しく生きれ」ば良いのです。患者は自分の生き方にリーダーシップを持って真剣に考える必要がありますし、医師は「健康第一」というパラダイムに引きずられ過ぎることなく、様々な患者の価値観を尊重する柔軟さが必要です。これ、自分が日々の業務で心がけていること、そのものです。

 

著者の尾藤先生は多様な価値観を認めています。患者の様々な価値観、健康への価値観、代替医療への価値観、、、、。普遍的な正解などなく、個人個人にとってその正解は違うのです。尾藤先生は「自分らしく、楽しく生きる」が正解と言います。ご近所さんでもある笑、尾藤先生ご自身が「自分らしく、楽しく生きる」人生をまさに実践しており(ように見える笑)、大変説得力があると感じました。この本、患者が医師との付き合いで大いに学ぶべきことがあるわけですが、医師が患者と付き合う上でも学ぶべきことが多いにあります。

 

僭越ですが、自分と考えと共通点が多く、それを巧く言語化してもらった感じがあり、そうそう、とうなづきながら楽しく読めました。本の中でも触れていますが、医療現場には偏った考え方の医師、もっと砕けた言い方をすれば、頭カチカチの医師が少なくなく、この本を読んでもらいたい人が自分の周りにも結構いるなーと思いました。まあ、自分も頭が硬くなる年頃ですので気をつけなければいけませんが笑。患者はもちろん、頭が硬い医師も笑、そうでない医師も、医療との関わり合い方を再考すべくご一読をお勧め致します。