おはようございます。布施淳です。

 

人は、「競争」すること、「比較」されることで成長しやすくなります。

「ライバル」の存在が、成長を後押ししてくれます。

 

その意味では、「競争」や「比較」は、良い面もあります。

でも、そんな「競争」や「比較」が、自分たちを辛くしていることも、確かです。

 

 

 

 

この本の、「比較」とか「競争」とかに関する記述が印象に残りました。

 

「比較する」目的は何でしょう?

 

この本では、

 

「承認欲を満たして安心したい」から、

自分が、他よりも優位であるということを確認し、安心したいから、

 

と主張しています。

 

「承認欲」は、いわゆるマズローの五段階欲求にも含まれています。

自分も「承認欲」は強い方だと思いますので、腹落ちした感じがします。

 

1  生理的欲求
2  安全の欲求
3  愛と所属の欲求
4  承認の欲求
5  自己実現の欲求

 

 

上記本によると、「比較」とは不合理な思考だそうです。そのような心の動きは実在せず、バーチャルな妄想でしかない。いくら比較しても、自分は変わらない。比較して安心するためには、絶対的優位性を常に維持し続けなければならない、、、でもこれは不可能。常に不安、不満が解消しない。

 

偏差値を上げて、受験戦争に勝っても、それがゴールではありません。まだまだ先があります。

高校野球の甲子園大会で優勝しても、その先があります。次の大会もあるし、プロへの道でもまた勝負です。

うちの子供は、隣の家の子供より、良い子。。。。だから、何?

 

業績、収入、マイホーム、ブランド、容姿、、、、、、なんでも、そうです。「比較」や「競争」には終わりがありません。永遠です。そして、そのたびに、一喜一憂。。。。その「妄想」に歯止めがかからない、悲しい性。。。苦笑

 

その妄想の根源、即ち、承認欲や、コンプレックス、を狙った商売は花盛りです。まあ、様々な欲求を満たすことがビジネスの基本ですから、当たり前といえば当たり前です。

食欲を満たすために飲食業界があり、普遍のニーズです。

性欲を満たすために、風俗業界があります。これも時代を超えて存在し続けています。

塾や予備校といった受験ビジネス、また、学校、会社、病院、環境、、、、あらゆるもののランキング。「競争」や「比較」を煽り、人々の「承認欲」を刺激し、大きなビジネスとなっています

 

「競争」や「比較」は、経済を活性化させるとともに、人々を疲弊させます苦笑。

 

ラグビーやサッカーのW杯、オリンピックでも、「競争」を煽っている典型例ですね。そしてやっぱりそこには、大きなお金が動きます。

 

食欲や性欲が永遠であるのと同様、承認欲もほぼ永遠でしょう。従って、社会での「競争」や「比較」の存在は、不可避です。あとは、個人の心がけ次第です。

 

上記本は、比較や競争によってではなく、自分自身の仕事や生活に集中し、自分の指針・基準に基づいて改善させていくことで「承認欲」を満たすことを提案しています。

 

 

そういえば、イチローは、首位打者になることにはあまり価値を置いておらず、安打数200本にこだわっていました。他者との「競争」や「比較」より、自分の指針・基準、ということでしょう。さすが、イチロー。