おはようございます。布施淳です。

代替医療とは「通常医療の代わりに用いられる医療」です。→参考:wikipedia

現在の日本でスタンダードな医療といえば「西洋医学」ですが、その限界や、医療不信の風潮もあり、代替医療は花盛りです。

しかし、その効果は期待できそうなものから、眉唾ものまで様々、、、という感じですが、この本はほぼ全ての代替医療をバッサリ切っています。

 

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前書きにはこうあります。

「われわれがこの本を書くことにしたのは、真実を知るためである。代替医療の真実を教えようと語る本はすでに多数出版されている。しかし本書は、厳正さ、根拠の確かさ、利害関係のなさという三つの点で、それらのいずれよりも高い水準の内容を提供できるものと自負している。」

 

公正な立場の人間が「科学的に」その効果を評価しています。

この本で取り上げた代替医療は、鍼、ホメオパシー、カイロプラティックス、ハーブ療法

 

そして結論は、

 

 「いずれも今日の医療研究の水準に適うような科学的根拠に裏づけられてはいない。効果はあったとしても微々たるものでしかなく、結果に一貫性がない。(いくつかのハーブ薬を別にすれば)同じ病気に対する通常医療と同等の効果をもつものはひとつもない。有効性の多くはプラセボ効果。」

自分にとって、鍼治療は割と 身近であり、その効果を実感したことは度々あるのですが、この本による分析では、科学的にその効果を証明できた質の高い研究はほとんど無いということです。

 

WHOが鍼治療の有効性につき2003年に発表した報告書も「衝撃的なまでの虚偽誇張があった」としています。

「WHOも認めた鍼治療」というWHOの権威を借り信頼性を高める表現をしている鍼灸師は少なくありません。人は権威に弱いですからね。しかし、「権威」を鵜呑みにしてはいけないことも、この本は教えてくれます。

 

代替医療を受けて、一見効果があるように思えるものは「プラセボ効果」に過ぎないという結論です。

 

代替医療で最も危惧されるのが、代替医療を受けることで、科学的に有効性が認められている医療を受けるチャンスが失われてしまうケースです。

 

極論言えば、手術すれば完治できる可能性が高いのに、高額なツボを買ってお祈りするとかいったケースです。

 

代替医療の「専門家」は、その自分の取り組んでいる「医療」を盲目的に信じている傾向があるように感じます。肯定的な意見も、否定的な意見も、すべて聞き入れた上で治療の適用や実践の可否を判断できると良いですね。

 

患者として、代替医療を受けるのは本人の自由ですが、あくまでも、現在のスタンダードな医療と並行して「補助的な」治療として受けることが重要かと改めて認識致しました。

 

科学的に有効性が認められた医療を「否定」した上で、代替医療を勧められるケースがあるとすれば、大きな危険が潜んでいる可能性があります。

 

自分も「鍼治療」に関しては、個人的にpositiveな思いはあるのですが、上記本の記載や、「鍼治療」の限界を認識しつつ、今後も活用していこうとは思います。