おはようございます。布施淳です。

しつこくタクシーネタです苦笑。

 

タクシーAMI

 

タクシー運転手は長時間労働です。

またまた、ここからの抜粋です。

自動車運送事業に関わる交通事故要因分析検討会報告書(平成25年度)

 

タクシー職種別年間労働時間

 

営業用自動車運転者の労働時間は全産業平均よりも長く、経年的に大きな変化はありません。バスや大型貨物の運転手よりはまだましのようですが、タクシー運転手もやっぱり長いです。

 

さて、一流医学雑誌のLancetについ最近発表された論文。

Long working hours and risk of coronary heart disease and stroke: a systematic review and meta-analysis of published and unpublished data for 603 838 individuals

Kivimaki M, et al. Lancet. 2015 Aug 19.

 

欧州を中心とする25件の研究のメタアナリシスで、約60万例のデータ解析です。

結論を言うと、長時間勤務は、脳卒中や心臓病のリスクが高まる傾向が認められました。

この研究では標準労働時間は35〜40時間/週としています。 すなわち1680〜1920時間/年ほどです。

55時間以上/週の長時間労働で、心臓病のリスクが13%、脳卒中のリスクが33%上昇しました。

労働時間が長くなるにつれ、そのリスクが高まる傾向がありました。

55時間/週は、すなわち2640時間/年ほどです。上記グラフからすると、タクシーはそれを下回っていますが、標準労働時間ははるかに超えています。

 

 

このように最新の研究においても、長時間労働と脳や心臓の血管の病気との関連が強く示唆されているわけです。

日本のタクシーを始めとする営業用自動車運転者の長時間労働の不健康さが裏付けられる結果です。

日本は、国際的に労働時間が長いです。上記図の「全産業」もすでに、この研究の標準労働時間を超えています苦笑。

その中でも労働時間が長いタクシーを始めとする自動車運送事業。

安定した収入を得るためには、長時間勤務をせざるを得ないし、夜間業務のほうが時給は高いだろうし、背に腹は変えられないということなんでしょう。

 

近い将来、google carのような、自動運転や運転手不在のタクシーが出てくることでしょう。そうなると、不健康極まりないタクシー業務は軽減されるかもしれませんが、失業者の増加も懸念されます。うーん。前向きの明るいニュースにどうしてもなりませんね。。。苦笑。