おはようございます。布施淳です。

世の中、高齢化が急速に進んでいます。高齢者の身体的な訴えで多いものの一つが、筋骨格系に関わるもの。

腰痛とか、膝痛とか、肩痛とか、です。足元もおぼつかない方の、捻挫や骨折も心配です。

 

病院や診療所・クリニックを受診するとすれば、「整形外科」です。対応するのは、基本的に「医師」です。

一方、「接骨院」や「整骨院」といった施設を受診する方もいます。これらの施設において、対応するのは「柔道整復師」です。

「柔道整復師」も国家資格ではありますが、「医師」ではありません。

 

整形外科医も「優秀な整形外科医」「優秀でない整形外科医」がいますし、

柔道整復師も「優秀な柔道整復師」「優秀でない柔道整復師」がいます。

 

ですから、一概には勿論言えないのですが、自分の知る限り、ごく一般的には、整形外科医は「接骨院」や「整骨院」を信用しておらず、患者には、それらを受診することを勧めません。

「整形外科クリニック」と「接骨院」や「整骨院」の仲は一般的にはあまりよろしくなく、ライバル関係にあるようです。

 

「医師」の方が「柔道整復師」より、高度な知識があるようなイメージですし、また「医師」ならレントゲンなどの検査もできるし、手術や注射・投薬も出来ます。従って、「接骨院」や「整骨院」より、「整形外科クリニック」の方が、圧倒的に人気や信頼性がある、と思われます。

が、、、、しかし、意外とそうでもない面もあるようです。

「接骨院」や「整骨院」も根強い人気があります。

 

現代医療は、まず、検査、検査、検査、、、、です。レントゲン、MRI、超音波、採血、、、、、。整形外科を受診しても、診察を軽んじて、検査に走る医師が少なくないようです。混雑して、3分診療とか。挙句のはてに、「歳だから、仕方ないよね」で、湿布処方のみとか苦笑。医師と患者とのコミュニケーションが希薄になりがちです。

 

一方、「接骨院」や「整骨院」では、検査が出来ませんので、柔道整復師としては、診察を重んじます。丁寧に患者の身体に触れ、評価します。そして、治療は施術です。勿論患者の身体を直接触れます。診察、治療を通じ、いわば「肌と肌の付き合い」です。この親密さが、患者の信頼を得て、満足度を高めると推測されます。

 

勿論、訴えていた症状が軽減・改善することが最も重要ですから、整形外科の検査攻撃で、その結果的確な診断に至り、そして的確な治療により症状が顕著に改善すれば、患者は皆整形外科を受診するでしょう。でも、なかなかそうもいきません。加齢性変化は必然ですし、ほぼ不可逆的な部分が多いですから、、、いわゆる、「歳ですから」苦笑。

 

整形外科に、圧倒的な治療効果がないのであれば、肌の付き合いの、「接骨院」や「整骨院」に患者が流れることも、理解できます。

 

鍼灸師も同様です。鍼灸の対象は、整形外科疾患のみならず、内科や耳鼻科、眼科、婦人科、など全身に及びます。そして、鍼灸師の中には、身体診察をよく勉強されている方もいます。整形外科的な理学所見は勿論ですが、それ以外の部分も、医師向けの身体診察の本を利用し、視診、聴診、打診、、、を心がけているといいます。鍼灸師の経営する鍼灸院でも勿論採血やレントゲンといった検査はできませんので、その分、身体所見を重要視するわけです。混雑している鍼灸院は、治療効果も勿論ですが、「肌と肌の付き合い」も人気の秘訣なのかもしれません。

 

内科医師も、ともすれば、身体所見を軽んじて、検査、検査、検査、、、となりがちです。とりあえず、採血、とりあえず、レントゲン、とりあえずCT、、、、。

自分自身は、問診や身体所見を重視する方と思っていますが、その思いを新たにしました。

 

僕が好きなのは、この本です。

 

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