こんにちは。布施淳です。とある業務をキャンセルし、今日は無理やり休養です。といっても、溜まった残務整理に当てます笑。

なかなか、本を読む時間も抽出できないのですが、そんなの言い訳ですねー。

 

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世の中の様々な事象、動向を「マーケット感覚」という切り口で説明し、いかにその能力が必要かを説いています。
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ちきりんさんのすごいところは、物事を一段上の「抽象概念」で俯瞰することができるという点です。
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マーケット感覚とは「市場で取引されている価値」を理解できる能力です。価値を再定義する視点も重要です。世の中のあらゆる分野で市場化の進む社会において、市場の動向を見極めるためのマーケット感覚と、需給バランスの変化に合わせて自分のスキルや専門性をシフトするための柔軟性や決断力が重要と言います。
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先が読めない時代ですから、専門性を身につけたうえで、変わり続けることが必要であり、変化を恐れず、楽しもう、ということです。
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さて、この本は様々な腑に落ちる情報や進言が満載なのですが、「学び」についての記載も自分にとっては興味を引きました。青字は抜粋です。
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「何かを学ぶ際には、ふたつのステップを経ることが必要です。ひとつは、組織から学ぶこと、もうひとつが、市場から学ぶことです。組織からの学びには、学校に通って学ぶ方法と、会社に入って上司や先輩の指導を受け、研修に参加して学ぶという方法があります。一方、市場から学ぶ方法は「やってみて、失敗し(もしくは拒否され)、その失敗や経験から学ぶ」という形になります」
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「私たちが何かについて「できる」と言えるレベルに到達するためには、学校的な「習い、覚える」学びに加え、市場的な「実際にやってみて、できるようになる」という学びも不可欠なのです」
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自分の職種の領域にも共通しています。例えば、心臓カテーテル治療の技術は、本を読んだり、勉強会や講習会で学ぶことも重要ですが、しかしながら、実際にやらなければなかなか上達しません。やって、失敗して、学習し、次に生かす。PDCAサイクルです。learning by doingの有用性について、以前も記事書きました。
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爆発的モチベーション向上とlearning by doing http://junfuse.com/150325/
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医療は市場性が最も低い分野の一つであり、いわゆる「市場的」には甘い、緩い世界です。しかし、医療の場では、独特の厳しさがあるのも事実です。「生命」を扱うということです。従って、失敗ばかりというのも、倫理的に問題になりますから、そんな状況で活用されてきているのが、シミュレーション教育です。
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失敗できない状況もあります http://junfuse.com/140829simulation/
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医学とは全く関係ない本ではありますが、学びの概念は、どんな分野も共通する部分がありますね、当たり前ですが。