こんにちは。布施淳です。

ここ数日、ブログを更新できませんでした。学会での出張、それに引き続き3日連続の講習会での指導、とあるライセンス取得のための実技試験、、、、それらに伴う夜の会合など、多忙を極めました。

 

夜の会合。。。。。単なる飲み会です(笑)。

健康日本21によると、「節度ある適度な飲酒」とは1日平均純アルコールで約20gほどです。

http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kenkounippon21.html

純アルコール約20gとは、ビール500ml、日本酒180ml(1合)、ウイスキー60ml、焼酎(25度)100ml、ワイン200mlくらいが目安です。

飲酒量(g)=飲酒量(ml) x 酒の度数 x 0.8

日本酒とっくり

「多量飲酒」とは、1日に平均純アルコールで約60gを越えて飲酒する人を指します。ビール3本。日本酒3合。。。。自分としては、このくらいあっという間です苦笑。以前よりは、だいぶ減りましたが。

飲酒が習慣化すると、いつしか有害な問題を引き起こす飲酒(hazardous drinking)となり、そして精神や身体に 悪影響を及ぼす飲酒(harmful drinking)に移行し、ついには「アルコール依存症」に至るのです。

http://www.niph.go.jp/soshiki/jinzai/koroshoshiryo/tokutei23/keikaku/program/K4-4.pdf

 

アルコール依存症とは、自分の意思では飲酒をコントロールできなくなる病気です。この病態の理解が、全く認知されていません。

飲みすぎを注意されたり、非難されたりする人の中にはこのアルコール依存症が多々含まれていると思われます。飲酒してしまう人を責めても仕方ないし、改善しないのです。なぜなら、「病気」だからです。

飲酒運転も、多々アルコール依存症の影響があるものと思われます。飲酒運転した人を責めても仕方ないし、改善しないのです。なぜなら、「病気」だからです。

 

2003年の樋口らの調査では、日本の多量飲酒数は約860万人、アルコール依存症数は約80万人と推計されています。

アルコール依存症は、上記のような社会的な問題を引き起こし、信頼を失います。さらに身体的問題を生じることも、大きな問題です。肝疾患、脳卒中、癌、などの原因になりえます。また、アルコール依存症の影響での自殺が年間7000人ほどいると推計されます。

アルコール依存症の平均寿命は52歳であり、アルコール依存症で入院治療し、退院したものの年平均4-5%死亡し、10年後の生存率は50%ほど、というデータもあります。

そんなアルコール依存症の恐ろしさを、この本は優しく、明確に、リアルに、伝えてくれています。

 

 

自分の日常でも、気軽に飲み会を頻繁に企画したり、飲みに誘ったり、場合によっては、飲酒を強要したりする場面があったりします(僕自身は他人に飲酒を強要することは決してありませんが)。

アルコールの恐ろしさを十分認識すれば、気軽に飲酒を促すような言動はできなくなります。

テレビCMでは、いかにも美味しそうなビールの映像がガンガン流れます。ついつい飲みたくなります。日本の環境も恐ろしいです。

Beer CM

この本のこの言葉を、世の中に広く周知させることが大変重要かと思います。

「お酒は嗜好品であるとともに薬物でもある。」