おはようございます。布施淳です。
我々は、毎日毎日、人とコミュニケーションをとり、自分の考えや意見を人に伝えています。簡潔に、明瞭に、伝えることが重要です。
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ごく短時間に自分の主張をまとめている”良き題材”はなんでしょう?
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その1つが、テレビコマーシャルです。
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昨日ご紹介した本。
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ビジネスは30秒で話せ! [Kindle版]
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「説得力ある15秒や30秒のコマーシャルには、何か月ものリサーチ、莫大なデータ、広告代理店のプロたちが絞った知恵が凝縮している」
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「今度テレビを見る時は、番組の間に流れるコマーシャルにも是非、目を向けてもらいたい。視聴者の注意を引いて商品やサービスを覚えてもらうさまざまな方法、プロがどのようにして私たちの注意を引き寄せるかがわかるはず」
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「言いたいことを主張する時は、15秒広告として相手に伝えなければならないと自分に課そう。そうすればわかりやすく簡潔に話そうとするはず。
言葉はお金のようなものだ。少なくて済むところになぜ必要以上に使うのか。言葉にも予算があると考えて、ムダ遣いを止めて効率的に話そう」
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「言葉」を「お金」という比喩で表現している点には目から鱗で、インパクトを受けました。
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そういえば、かつて読んだ本にも書いてありました。
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「CMはこうしたさまざまな要求がせめぎあっている、現代的な言語イメージ空間である。しかも、それを十五秒(もしくは三十秒)で表現するという制約がある。その中でいかにして伝えるか、必死になって考え抜かれたものだけを私たちは見ているわけだ。」
「多くの日本人がゆるやかな言語空間で生きてきたのに対し、CMは十五秒間にすべてを賭けている。「時は金なり」の世界に身を慣らしていくためには、最適の素材になり得るはずだ。」
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僕は、最近は、テレビはあまり観ない方ですし、観るとしてもCMのないNHKが多いのですが、このような記載を読んでいると、テレビ番組というよりは、CMを見るためにテレビを観たくなります!
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また、自分の業界はあまり”宣伝”とか”マーケティング”といった分野とは関係が薄かったり、制限があったり、ということで(言い訳笑)、自分は知識や経験があまりありません。したがって、CMも作り手の思いなど深く考えず、漫然と観ることが多かったように思います。CMに秘められた努力、汗と涙、そしてパワー。敬意を表して観なければいけないと感じました。
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そしてそのハイクオリティな技術を、自分のコミュニケーションスキルに活かすことを意識したいと思います。