おはようございます。布施淳です。
ナースプラクティショナー(Nurse Practitioner, NP)は、一言で言うと、「医療知識を有した看護職」で、医師と看護師の中間的な存在です。
参考:ウィキペディア ナースプラクティショナー
日本でも導入が進んでいます。賛否あり、いろいろな問題もあるようですが、それはまた機会があれば触れたいと思います。
自分も、とあるNP養成の大学院で授業を少しだけ担当しています。大学院生の背景は基本的には、看護師として臨床経験を積んできた人であり、一旦休職や退職をして2年間の大学院プログラムに取り組んでいます。出身地や出身病院は様々です。仕事を辞めて、勉強に取り組むには勇気が必要であり、その決断、その姿勢は尊敬に値します。まだまだ日本ではNPの立場は確立されておらず、NPを志す人たちはまだ少数です。すなわち現時点ではまだ日本では「パイオニア」「フロンティア」です。
大学院では、医療に関しての広範な知識、スキルを2年間という短期間で学びます。医学部の6年の教育を凝縮・抽出して、かつよりプラクティカルにしている感じです。 病院で実習もします。当院での実習は、ほぼ研修医と同等の業務になります。看護師による臨床経験が豊富なので、院生によっては、研修医より実戦的な動きが優れている人も少なくありません。看護師とNPの大きな違いの一つは「臨床推論」の有無であると、複数の大学院生は言っていました。
また、卒業後の資格試験前には、医師国家試験の過去問にも繰り返し取り組むそうです。
先日は、そのNP養成の大学院の卒業謝恩会に参加しました。卒業生たちのそれぞれの熱い想いを拝聴し、それぞれに心打たれました。
密度の濃い、大変な2年間だったと皆言います。そりゃそうですよね、詰め込みの2年間です苦笑。でも、厳しいようですが、卒業がゴールではなく、ようやくスタート地点に立てたということです。
今後彼らは、それぞれの施設に就職します。そこで、NPとしての確たる地位を築けるのか、看護師の中に埋もれていってしまうのか、はたまた医師を脅かすくらいの強力な存在になっていくのか、それは彼ら彼女らの今後の活躍次第と思います。NP業界の将来がかかっています。責任重大です!
以前触れたように、医学知識は激増しています。
 医学知識が73日で倍増 http://junfuse.com/141130medical-knowledge/
今後も、常に情報をアップデートしていく必要があります。学びに終わりはありません。
「学習欲」は、 食欲、性欲、睡眠欲などと同様、人間の基本的欲求と思います。NPを志すような人はこの「学習欲」が大変強い人たちと思います。今後も日々その欲望を満たすべく学び続けて、楽しんで研鑽し、日本の医療に貢献して欲しいです。そして、知識やスキルが向上しても、常に謙虚な姿勢を忘れないでほしいです。自分の勤務する病院にも、今回の卒業生が数人NPとして就職してくれます。一緒に学んでいきたいです。
この写真は、謝恩会の一風景。知る人ぞ知るバンド、ハロペリドールズのミニライブです。無断掲載です苦笑! ゆきの君、収まらなくてごめんなさい。
ハロペリドールズ