おはようございます。布施淳です。

ネットでちょっと興味深い記事を見かけました。

http://netgeek.biz/archives/28220

小説家、村上春樹さんが運営するQ&Aサイト「村上さんのところ」でのやり取りです。

23歳女性大学院生の質問です。

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「レポートやら、発表原稿やら、教授へのメールや手紙など機会はたくさんあるのですが、文章を書くことが大変苦手です。どうにか文章をうまく書けるようになりませんでしょうか?」

これに対して、村上春樹は、

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「文章を書くというのは、女の人を口説くのと一緒で、ある程度は練習でうまくなりますが、基本的にはもって生まれたもので決まります。まあ、とにかく頑張ってください」

このやり取りを紹介して頂いた上記サイトの方は、村上春樹の回答に以下の感想です。

「あまりにも強烈な回答。「才能ないやつが努力しても無駄だよ、せいぜい無駄にあがいてみたら?」という挑発が読み取れる。これが厳しいプロの世界なのか。」

そして結びは、

「ニワトリはいくら努力しても空を飛べないということなのだろう。冷たい回答にも思えるが、これは真理なのかもしれない。」

 

このQ&Aや、それを紹介くださった方の感想を見て、真っ先に思い出しました。これらの本です。

 

 

2001年頃とずいぶん昔の本ですが、自分が読んだのは割と最近です笑
2冊が共通するメッセージは概ね以下のようなものです。
・才能とは「繰り返し現れる思考、感情および行動パターンであり、何かを生み出す力を持つ資質」である。
人の才能は一人ひとり独自のもの、永続的なもの。技術と知識を使って天性の才能に磨きをかけると「強み」になる。
才能の源泉を見つける手がかりは、反射的な無意識の反応、切望、修得の速さ、満足感。
「才能」と「経験によって身についた能力」を区別する能力がなければ、いくら訓練を受けても「強み」は築けない。
「強み」の分野こそ最大の成長が期待できる。
「強み」とは「常に完璧に近い成果を生み出す能力」。
「強み」とは自分が得意なこと。
ただ一つの「強み」に全身全霊を傾けるべき。
完壁を目指すには「強み」の強化あるのみ。
「強み」を強化する触媒は「ミッション」「人間関係」「期待」「祝福」。
弱点にこだわるな。
強みにこだわれ、そして弱点に対処しろ。
ウサギに泳ぎを教えようとするな。
弱点を「強み」に転換させられる魔法の力は存在しない。排除はできても、「強み」に変身させることは不可能。
村上春樹さんは自分の文才という「才能」を見つけ、弛まぬ努力により強化し確たる「強み」にしているわけです。才能がなければ、いくら努力しても「強み」にはならないわけです。ある程度は上達しますが、「強み」の域には達しませんし、効率が悪いわけです。村上春樹さんは、それを悟っているのでしょう。
村上春樹さんの回答の、最後の「せいぜい頑張ってください」で終わり、、はちょっと冷たい感じ苦笑ですが、大筋は僕も同意です。
質問をした大学院生には、「文章はほどほどに。「文章を書く」以外の自分の才能を見つけ、強化し、「強み」を築け」ということです。
ブログの方の最後の「ニワトリはいくら努力しても空を飛べない」もとても良い比喩ですね。まさにその通りと思います。上記本の「ウサギに泳ぎを教えるな」と同義ですね。ストレングスファインダーコーチでストレングスラボの森川里美さんは才能のないことをやる比喩として「ゾウのレース編み」と表現していました。
「努力すれば、なんでもできる」
よく耳にする言葉であり、良い言葉ですが、現実は、なかなか難しいです。もっと良い選択肢、すなわち「自分独自の才能、強み」を見つけ、育てることのほうが大事だと思う、今日この頃です。
自分の「才能」を見極めるべく、自分を良く観察しましょう!僕も自分を観察したいと思います笑!