こんにちは。布施淳です。

ご高齢の方とお話し。自分はすこぶる体調が良くて、毎日のように友人に会ったり、社交ダンスをしたり、生活を楽しんでいる、と言います。なるほど、スケジュール手帳はびっしり予定がいっぱいです。医療機関に行くと自分が病気になってしまった気分になるとも言います。先日も診療所で「検査の結果、軽度の糖尿病です。不整脈もあります。血圧も高めです」と言われ、通院や治療を勧められました。

「自分のような年代のものは、今後ピカピカの人生が待っているということはないんです。年々衰えていきます。自分としては気分は上々で、今が最高の健康状態なんです。その今を大事にしたいんです。」

最高の「今」を、寸暇を惜しんで楽しんでいるように見えました。徐々に衰えていく自分が、通院や治療により、仮に数ヶ月、数年長く生きても、その時、今のように楽しく時を費やすことができるかわからないということです。一つの考え方と思いました。
治療を勧める医師の気持ちももちろんわかります。指摘された異常の程度にもよりますが、治療介入で、「最高の状態」をさらに改善させたり、「最高の状態」を効果的に延長させる保証はありません。
基本的には、ぼくは、彼の意思を尊重します。
紅葉