腰痛の原因は様々なものがあります。椎間板ヘルニアや脊椎間狭窄症、脊椎すべり症、脊椎腫瘍、骨粗鬆症、などなど。
しかし、下記ガイドラインに拠りますと、足のしびれなど、下肢症状の伴わない腰痛の85%は、明らかな器質的な原因を伴わない腰痛、すなわち非特異的腰痛です。
腰痛診療ガイドライン2012
さて、20年ほど前の本ですが、この非特異的腰痛に関して、大変クリアに書かれています。
腰痛を防止する座学入門―腰によい座り方から、腰痛のメカニズム、「座学体操」まで
野呂 彰勇 (著), 下出 真法 (著), 松方 健 (著)
非特異的腰痛の原因は2つ。
①腰への過負荷
②同じ姿勢の長時間維持
当たり前のようですが、目から鱗の クリアさ!
きれいなS字を描いている状態が背骨の最も自然な状態。
しかし「正しい」姿勢でも、長時間同姿勢は体によくない。
頻繁に体を動かすことこそが、腰痛防止のための、本当の「正しい姿勢」。
とあります。めっちゃ納得!したつもりでしたが、
でも、「腰痛診療ガイドライン2012」には、
職場では、腰痛予防のために姿勢指導や正しい動作の教育などが一般的に行われている。しかし、この効果に関するエビデンスは少ない。重量物挙上に従事する労働者に対して、いかにして腰に負担のかからないように持ち上げるかを指導したり、持ち上げ機械の適切な使用法を指導することは、腰痛発症の予防に有効であると明らかにした論文はない。
と記載されています。
意外ですね。エビデンスの構築って、難しいですね苦笑。