おはようございます!あいさつは先制攻撃!布施淳です。
僕は中学から大学までラグビー部に所属していました。ずいぶんと昔の話です笑。ドラマ「スクールウォーズ」以前からですし、新日鉄釜石の松尾選手や同志社の平尾選手、彼らの日本選手権など6万人越えの国立競技場に見に行ったものです。
昔は、試合や練習中に頭を打って脳震盪になっても、やかんで水をかけて、そしてそのまま試合練習を続けることが普通でした。工藤夕貴のやかんのCMなつかしいです笑。https://www.youtube.com/watch?v=njCK5aVPCl4
中学時代は、電車で試合場に向かうにあたり、だれがやかんを持って電車にのるか、じゃんけんで決めたものです。もちろん負けた人が、やかん係です笑
しかし、その後は、時代が変わり、脳震盪のリスクが認識され、やかんの時代は終わりました。ラグビーの世界では、脳震盪を起こした際の対処法のガイドラインも作成されています。脳振盪とは、脳の機能に障害をもたらす外傷性脳損傷です。
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ガイドラインはこちら(日本ラグビーフットボール協会)。
冒頭の強調事項を以下に抜粋します。
• 脳振盪は、脳の外傷である。
• 脳振盪はすべて、深刻なものである。
• 脳振盪は、意識消失を伴わずに起こることもあり得る。
• 頭部外傷の後、なんらかの症状があるアスリートはすべて、プレー、または、練習を止めさせて、また、すべての症状が消えるまで、活動に戻ってはならない。
• 特に、脳振盪の疑いがある日にプレーに復帰することは禁じられている。
• 確認して止めさせることは、よりひどい外傷や死亡に至ることを防ぐことになる。
• 脳振盪が原因で死亡することがある。
• 脳振盪のほとんどが、身体的および精神的な休養により、回復する。
僕自身も学生時代、試合中に脳震盪になり意識消失して、救急搬送、入院したことがありました。その後1週間はふらついてまっすぐに歩けませんでした。
ある先輩の脳震盪も印象的でした。彼が試合中脳震盪になり退場。意識はすぐに戻りましたが、その直後から(真剣な)公式試合にもかかわらずグラウンドのすぐ脇で、ハイテンションで、ヘラヘラ冗談ばかり言って、笑っていました。普段は真面目で、そのような冗談を言う方ではなかったのですが。頭部打撲でお笑い中枢がおかしくなった、、、とその時は冗談交じりで皆で言っていました。幸い、その後お笑い中枢(苦笑)も回復し、元の真面目な方に戻りました。脳震盪って怖いです。
昨日認知症の話が出ました。http://junfuse.com/141110dementia/
頭部外傷は認知症のリスクにもなります。軽い打撲でも、繰り返すことで脳に深刻な障害を与えることがあります。頭部顔面に頻回なダメージを受ける可能性が高い「ボクシング」は、脳にとっては極めて危険なスポーツと言えます。
先日のフィギュアスケートの羽生選手が(恐らく)脳震盪後に、試合に出場したというニュースを聞いて、強い疑問を感じました。ラグビー界からすると非常識な判断と言えるでしょう。案の定、その後ネット等でその判断を問題視する意見が続出しています。
選手自身は当然、試合を辞退するとは言いません。それを制止できる安全管理の構築をフィギュア界、他のスポーツ界、業界にお願いしたいです。
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画像:NATOM IMAGES ©CallimediaNATOM IMAGES ©Callimedia