エスカレーター2

おはようございます!あいさつは先制攻撃!布施淳です。
 
「身体活動」は「生活活動」と「運動」に分類されます。
健康づくりのための身体活動基準2013」には、以下のように定義、記載されています。
 

 
身体活動(physical activity):安静にしている状態よりも多くのエネルギーを消費する全ての動作
 
「生活活動」:日常生活における労働、家事、通勤・通学等
 
「運動」:体力(スポーツ競技に関連する体力と健康に関連する体力を含む)の維持・向上を目的とし、計画的・継続的に実施されるもの

 
 

厚生労働省は各々以下のごとくの推奨です。
①に関しては、
現在の身体活動量を、少しでも増やす。例えば、今より毎日10 分ずつ長く歩くようにする。

 

②に関しては、
運動習慣をもつようにする。具体的には、30 分以上の運動を週2 日以上行う。

 
 

運動しよう!と、スポーツジムなどに通ったり、ランニングをしたり、という企画は、多くの人にとって、なかなか億劫です。始めるのも、継続するのもハードルが高いです。したがって、まずは生活活動を増やすことが比較的容易かと思います。

 

多忙な仕事で、身体活動に消極的な人も、唯一「通勤」で身体活動の機会があるひとが多いです。しかし、バイク、自動車が普及し、また公共交通機関がどんどん発達し、電車もバスも便利になり、また、駅の階段はエスカレーター、エレベーターになり、歩く歩道などが設置され、現代人はどんどん動かなくて済む世の中になってきています。

 

文明の発展の恩恵を十二分に受けていますが、その反面新たな問題も生じてきています。バリアフリーという観点からは、身体的に問題がある方にとっては大変ありがたいものではありますし、なくてはならないものです。

 

しかし、身体的に問題のない 方にとっては良いことばかりではありません。身体的に問題がなければ必ずしもそれらを使用しなくてもよいわけです。駅の階段も、階段昇降が可能な方は、全員階段を使えばよいのです。場所によっては、エスカレーター、エレベーターはあるが、階段が存在しないところもあります。階段を使いたくても使えない! っといった問題もあったりします。

 
 

自分の患者と身体活動に関して会話をすることがよくあります。自分がよく扱う病気である心筋梗塞や狭心症は生活習慣と極めて深い関連があるからです。すなわち、身体活動と密接な関連があるわけです。通勤で駅は利用するけれど階段は全く使わない、という方が多いです。自動車通勤も多いです。社会の利便性、テクノロジーにより健康を害していると言ってもよいでしょう。

 

そういえば、通勤に関しては、こんな話もありました。

 

マイカー通勤は避けよう http://junfuse.com/140927commuting/

 
 

また、勤務する病院でも1階のエレベーター乗り場で、エレベーターを待っている若い医師や看護師、医療スタッフもたくさんいます。医療の携わる人たちが、身体活動に積極的でない姿を見ると、個人的には少し残念に思います。

 

便利になることは素晴らしいことではあるのですが、新たな問題を生み出すことにもなるということを改めて感じました。
もっともっと「運動は奇跡の薬」http://junfuse.com/140901miracle/といった認識を広げなくてはいけないと思いました。