おはようございます!あいさつは先制攻撃!布施淳です。

brain

運動が脳に好影響を与えるという話。以前もこの本で話題にしました。

 

脳を鍛えるには運動しかない!  ジョン J. レイティ 
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先日、元大阪市大、現相愛大学藤本教授のお話を拝聴する機会がありました。その中で、運動トレーニングと脳機能の話に少し触れました。
運動すると、脳の運動野という部位、そして前頭前野という部位の血流も増えるということです。さらに、嫌気性代謝閾値(AT)強度の運動により、運動をしている最中から、前頭前野の酸素化能が改善するとのことです。この酸素化能の改善が運動中の注意機能の改善を促すということも実験で示されていました(体力科学61:313-318,2012)。
慢性閉塞性呼吸器疾患(COPD)患者対象の実験において、運動トレーニングをすることで認知機能が改善するという実験も示されていました(総合リハビリテーション41;553-559:2013)この実験によると、運動により、より改善する脳機能は、「注意・計算機能」「短期記憶」でした。
トップアスリートは、この運動による脳機能改善も顕著なのかもしれません。例えば、サッカー選手。敵の位置、動き、味方の位置、動き、など多くの情報を認知して、より良い判断を下すわけです。注意計算能力、短期記憶の能力も必須になります。瞬時の判断は、例えばMFのキラーパスなどは、運動によりさらに研ぎ澄まされた脳機能から生み出されるものなのかもしれません。
なお、上記の運動により脳機能が改善したという実験は20代の若者を被験者にした実験でした。教授曰く、60代の被験者でも実験したところ同様の結果だったとのことでした。おそらくは、幅広い年代で運動は脳機能に好影響を与えるということです。
運動は認知症予防にもなりますが、このようなメカニズムもその1つとなっているのでしょう。
【まとめ】
運動により、脳の血流(循環)もよくなり、酸素化(呼吸)もよくなり、結果、脳機能に好影響を及ぼす。
画像:NATOM IMAGES ©CallimediaNATOM IMAGES ©Callimedia