毎日何気なくしている「呼吸」。我々は、意外と無頓着です。僕もそうです笑
2014.9.26には呼吸に関し、こんな記事を書いています。
「呼吸」にも注目しよう
http://junfuse.com/140926resp/
さて、今回も、呼吸に関しての知識を高めるべく、こんな本を読んでみました。 医師と歯科医師の共著です。
口を閉じれば病気にならない 健康は呼吸で決まる 
今井 一彰  (著), 岡崎 好秀 (著)

http://www.amazon.co.jp/dp/4259563793

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新たな発見がいくつかありましたが、その1つは口呼吸と鼻呼吸。

この本では、口呼吸の定義について、このように記載されています
「本来は、吸う息も吐く息も、ともに鼻から行われるべきものであるが、それをどちらかでも口で行う状態のことを口呼吸という」

 

 

心不全や呼吸不全で入院している患者が、酸素マスクをしている風景には日常的によく遭遇します。口で呼吸しているひとも少なくありません。
本来は口呼吸より鼻呼吸が望ましいと言われますが、その理由を深く考えていませんでした。

 

なぜでしょうか
呼吸回数は1分間に10-20回くらいですから、1時間に600-1200回くらい。1日14,400ー27,600回くらい。そうです。およそ2万回/日も、我々は呼吸しているのです。1回に出入りする空気の量をざっくり500mlとすると、1日にする空気量は2万x500ml(0.5L)=1万リットルに及びます。当たり前ですが、500mlのペットボトル2万本分です。

 

これだけ大量の空気を吸いますから、ホコリやチリ、細菌、ウイルスなども相応の混入量になってくるわけです。鼻呼吸ですと、鼻毛や鼻粘液がフィルターの役割を担い、吸った空気中のホコリ、チリ、細菌、ウイルス、カビなどの異物の肺への侵入を防いでくれます。「鼻は天然のマスク」とこの本では表現しています。口呼吸では、口毛はないですから笑、異物が気管や肺に混入しやすくなります。それらの混入は、当然肺炎といった感染症に陥りやすくなるわけです。
鼻呼吸は、空気の乾燥と温度変化からも体を守ってくれます。
吸気は上鼻道(鼻腔の上方)を通過し、涼しい空気で脳冷却の役割を担います。脳は多少冷却されていたほうが良いようです。「頭を冷やせ!」と叱られたことが、どなたもあるかと思います笑。鼻腔内の通過で加温加湿され気管、肺へ至ります。ほどよく加温された空気により、身体保温効果を発揮します。
呼気は下鼻道(鼻腔の下方)から排出されるそうです。へえ。
口呼吸では、冷気が直接気管〜肺に到達することで、人により、気管支攣縮(気管支の痙攣。いわゆる気管支喘息の発作です)を誘発することもあります。
口呼吸では、口腔内が乾燥することで殺菌作用が低下し、感染症が増加する可能性があります。むし歯や歯周病の増加にもつながります。

 

まとめ:鼻は、呼吸にともなう、異物混入、空気乾燥、温度変化から身体を守ってくれる、天然マスクです。

恥ずかしながら、こんな理屈があるとは知りませんでした。医学生時代に勉強したのでしょうか?
単に、忘れているだけかもしれませんが笑、記憶がありません。
口呼吸だと肺炎が多い、といった臨床研究があったりするのでしょうか?ざっと調べた限りでは見あたりませんでしたが、もう少し調べてみましょう。