昨日10/18の話のように、「しゃがむ」ことで血圧が上昇し、心臓に負担をかけることがあります。

 

一方で、「心疾患患者の学校,職域,スポーツにおける運動許容条件に関するガイドライン」にはこのような記載もあります。

 
「「いきみ」の動作では,酸素消費量の減少と回復期の反跳現象がみられ,「いきみ」による酸素負債が心筋酸素消費量の増大と相俟って心筋虚血を惹起する可能性」

 
要するに、「いきむ」ことで更に心臓の負担になることがある、ということです。

 
「しゃがんで」「いきむ」。。。で思い出す事は?

 
そうです、和式トイレですね。まさに「しゃがんで」「いきんで」、そして、すっきり!ていう感じですね。

 
「しゃがんで」「いきむ」ことで、単に「しゃがむ」以上に血圧が上昇することも報告されています。それに加えて、上記の酸素負債、酸素消費量増大による心筋虚血で、心臓の負荷が大きくなることも十分に考えられます。

 

 

一般的に、トイレ(洋式でも)は、排尿排便という行為により自律神経のバランスが崩れて、血圧の変動が大きかったり、身体的に不安定になり易い場所でもあります。自宅の中で、トイレは、風呂場の次に危険な場所(身体的トラブルが生じやすい)と認識しています。

 

和式トイレは、「しゃがむ」負荷が加わり、更に身体に影響を与えうるということです。

 

 
和式トイレは、膝をはじめとする足腰への負担も大きく、特に高齢者にとっては問題となることが少なくありませんでした。最近は、すっかり数が減っていると思われ、洋式トイレ中心になっていています。足腰のみの問題のみならず、心臓や血圧への影響も生じ得ることが、このトイレ文化の推移に少なからず影響しているのかもしれません。ウォシュレットも付けずらいしね。

 

 

【参考文献】

「心疾患患者の学校,職域,スポーツにおける運動許容条件に関するガイドライン」
http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2008_nagashima_h.pdf
Blood Pressure in Squatting Posture Japanese Journal of Health and Human Ecology 40(1), 1-12, 1974
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jshhe1931/40/1/40_1_1/_pdf