あいさつは先制攻撃!おはようございます、布施淳です。

 

 

ランニングによる怪我つながりの話題。

 
以前、ランニングで膝をいためた時の、ある整形外科専門医(膝専門)の意見です。

 
「膝が「健康」な人はよいけど、もともと靱帯損傷や半月板、軟骨損傷の既往のある人、変形性関節症がやや進んでいて半月板の変性断裂があるような人は無理に走ると危ない。軟骨ってものスゴイ低摩擦性を誇るけど、一度破綻をきたし出すと加速度的に傷んでくる。素人だと自分の膝が元々正常かは分からない。膝が健康なら走ろうが歩こうがOK、 中高年は走る前に優秀な整形外科医の「膝ドック」を受けるのを勧める

 

 
そういえば最近、ある消化器外科専門医にこんなことを言われました。
中年になったら、胃がん、大腸がんのチェックのために、上部消化管内視鏡と、下部消化管内視鏡を必ず受けろ

 

 

 
自分の属する循環器業界、循環器専門医の中には、冠動脈疾患(狭心症や心筋梗塞)をチェックするために、健康診断として心臓CTを行うことを推奨する者もいます。
 

 

 

いずれも、一般的には、健康診断・一次予防、として過剰なアプローチと思われます。

しかし、みな、専門医として、その領域の患者を星の数程診ており、そして不幸な転帰を辿った患者を少なからず経験したことがあるからこその意見だと思います。その病気の恐さを知っている、専門家の本心なのだと思います。

 

 
いずれも、検査のリスクや、手間、コストを考えるとまだ一般化できる方針ではないのでしょうが、それをクリアできれば、その病態のリスクを回避しうるこれらの「専門家ストラテジー」は、より身近なものになるのかもしれません。

 

 
より身近な”優秀な”苦笑整形外科医とのコンタクト、より侵襲の少なく、より高い安全性の内視鏡機器・技術、放射線被爆を低減できるCTもしくはCT以外の新たな冠動脈イメージング検査の開発。。。。様々なソフト、ハードの進歩が必要です。

 

現時点で、胃がんや大腸がん、狭心症、膝疾患、、の予防や早期評価に関しては、効果とコスト(経済的、労力的)のバランスが取れたところで対応しているわけです。でも裏を返せば、それは、万全の効果とは言えない、、ということにもなります。

 
過剰な放射線被爆は避けなければいけませんが、整形外科検診や、先端技術の内視鏡機器かつ熟練した内視鏡医による”内視鏡検診”、このあたりなら、医療側も提供可能でしょうし、患者側としても、経済的コストを顧みずに、自分の身体、健康に投資するという意味では、ニーズはあることでしょう。
 

 

もうひとつ、機械的な検査なら検診というシステムに向いていますが、人が診る検診は、得てして、「診る目の質」を保つのが難しいものです。この点もクリアしないといけないと思います。