山手線

普段あまり電車に乗らないのですが、先日珍しく乗車した時のこと。

電車が駅に到着して、ドアが開いた途端に、身体に特に異常のなさそうな”普通な”乗客達が我先にと、競って座席を取り合っていました。

以前でしたら、普通の光景と感じていましたが、その時は、少し異様な光景に感じてしまいました。

今の自分は、電車の中では、原則座らないと決めています。

 

理由は、以下。

・立位より座位のほうが足腰の鍛錬に有利

・安静座位のエネルギー消費量1METs、立位は1.8METsと少し多い。電車が揺れに耐えたりすることを考えると、もっと高いと思われる。→体力強化

・座位のほうが腰への負担が大きい

椎間板内圧:立位を100とすると座位は140、前傾座位185( Nachemson(1976)) )

立位より座位のほうが同姿勢保持時間が長くなる率が高い(と思う)→腰痛に好ましくない

(立ちつつ、軽い前傾、背屈など身体を動かす事を心がけます。)

 

※メッツ(MET: metabolic equivalent)とは、身体活動におけるエネルギー消費量を座位安静時代謝量(酸素摂取量で約3.5 ml/kg/分に相当)で除したものである。「健康づくりのための身体活動基準2013」

 

 

その他、立位、座位に関する記載として、

「1日6時間座っている人は早死にする」 坪田一男著 では

 

・座位は人間の身体にとって想定外の不自然な姿勢。 

・座位は腰痛助長、腰痛の改善には立位での運動。

・座位→立位で集中力向上、良い発想・アイデアが出やすい。

 

ユマニチュード入門  本田美和子著 では、

 

・人間の尊厳は「立つ」ことによってもたらされる

 

といった、立位に対するポジティブな記載もあります。

 

まとめると、

立っていることを習慣化することで、足腰強化、体力増進、腰痛予防につながることが期待できます。

 

御高齢の方や小さい子供、その他身体的理由等で座る事が安全、望ましい方以外は、立っていた方が宜しいかと思います。電車の揺れで、よろけ易い方も、無理せず、気をつけましょう。重い荷物は網棚において、左右バランスの取れた体勢で立つ事を御勧めします。

立っていても差し支え人たちが立っていることで、上記の座った方が望ましい人たちも、余裕を持って座席を確保する事ができます。

まさに皆にとって好都合の状況になるでしょう。

そんな思いで、電車内の席の取り合いを見ていたわけです。

 

少し、視点を変えると、同じ光景でも感じることが随分違ってくることを、強く感じました。