ウェブとはすなわち現実世界の未来図である (PHP新書) 小林 弘人
http://www.amazon.co.jp/dp/4569816711

 

 

①失敗をしよう。失敗を許そう。

②新しい「希少」を探せ

③違うもの同士をくっつけろ

④検索できないものをみつけよう

⑤素敵な周りの人の力を借りよう

⑥アイデアはバージョンアップさせよう

⑦ウェブのリアリティを獲得しよう

 
しつこく、この本を取り上げます。取り上げるのは今日が最後です。
④の検索できないものを見つけよう、に関してです。
とても良いことが書いてあります。
僕らは、疑問や、調べたいことがあると、まずはGoogle先生に聞いてみます。それで完結してしまいまうことも多いです。研修医や学生への教育に携わる場合がありますが、彼らも、ネットの検索が情報収集の主体であることが多いです。

青字は抜粋です。

 
・若い世代に言いたいのは、検索エンジンに依拠しないということだ。インターネットにすべてが載っていると思ったら大間違いで、当然のことながらほんとうに大切なことはネットには載っていない。それはインターネット全体の情報が、まだリアル社会のもつ情報量に比べて圧倒的に少ないからである。
・ネットでみつかる情報にはそれほど多様性がなく、多くの話題は数パターンのオリジナルとその劣化コピーに収斂されてしまう。

 
・スマートフォンですぐにウィキペディアや他人の投稿を検索し、書かれていることを鵜呑みにしてしまう人は、インターネットに規定された人生を送っているのだ。

 
・ほんとうの人生はインターネットの外にあるだ。知性も、文脈もネットからは手に入らない。

 
・実際に人に会い、そこでみつけた課題を、ネット的な思考法を活用して解決していく。そうしたフィールドワークを通し、リアルなコミュニケーションで知性を獲得するには、自らがそういった場所へ出向き、発信しなければならない。

 
・すでにいまの社会ではさまざまなことが成し遂げられ、ネットにもすべてが載っていて、イノベーションの希望がないという声を聞くことがある。まったくそれは違うと思う。重要なのは不完全さを見抜くことだ。

 
・ネットをハックするのではなく、リアルをハックし、その不完全さを埋めることが次代のチャンスになる。そのためにはリアル社会の課題を解決するために、テクノロジーとネットワークを駆使すべきだ。リアルを活かす。それが人間中心主義における新しいデジタル活用法である。

ついついネット依存状態になってしまう我々。
そんな今時の状況に、警鐘をならしています。

 
僕にとっては、かなりインパクトのある文章でした。ついつい抜粋が長くなってしまいました。

 
「とりあえず、Google」は決して、悪いことではないでしょう。でも、それで完結してはいけません。

 
情報の出典、原文に当たる、現場に足を運ぶ、実際に見る、聞く、体験する、、、、。

 
便利な時代ですが、そのシステムの不完全さを見抜き、事項の本質を見極める習慣を持ちたいものです。

 

 

早速、今日の生活から活かしていきましょう。