今日も、ハーバード大学卒のお笑い芸人パトリックハーランの、「ツカむ!話術」ネタ。

 


この本で、アメリカとは異なる日本のコミュニケーション文化についても少し触れています。
例えば、決まり文句の意味が不明確という点。

「お疲れ様です。」という言葉。状況により意味が異なってきます。

「朝から仕事をしていて、大変疲れたでしょう」の時もあれば、

「こんにちは」

「さようなら」

「ありがとう」

という意味のこともあるでしょう。

「お疲れ様です。」といった決まり文句が不意に口をつく場合、その本質的な意味を考えることを、彼は勧めています。

特に、感謝の気持ちが含まれているのなら、それをはっきり言うと、気配りのある優しい人に思われると言っています。

「よろしくお願いします」

「お世話になります」

「頑張って下さい」

これらも分かっているようで実は良くわからない場合が多々あると言います。
確かにそのような言葉は他にも多数あります。

 

例えば、病院で当直中、胸が痛くて救急外来を受診した患者さんに、

 

「今もまだ胸が痛いですか?」と聞くと、

「大丈夫です」

と答える人が多いです。

 

「胸の痛みは一過性で、今は全く痛くない」場合もあるでしょう。

 

「まだ痛いけれど、我慢できない程ではない」場合もあるでしょう。

 

循環器医としては、この差は大変大きく、対応が変わってきます。はっきり区別したいところです。

 

 

最近、よく耳にする言葉として、「微妙」という言葉があります。

 

友人の新しい髪型を見て、「微妙〜!」

 

友人の彼氏の写真を見て、「微妙〜!」

 

料理を食べて、「微妙〜!」

 

聞いている方は、分かったようで、実はよく分かりません。

 

髪型に関し、長さ、バランス、ボリューム、色、パーマ、、、具体的に何がどうなのか?

 

彼氏に関し、顔、体格、バランス、髪型、雰囲気、表情、服装、ファッション、、、具体的に何がどうなのか?

 

料理に関し、味、外観、彩り、香り、風味、舌触り、盛りつけ、素材、調理方法、、、、、具体的に何がどうなのか?

 

日本は、単一民族でありハイコンテクストの文化と言われます。即ち、行間を読んだり、雰囲気で空気を読んだり、という文化があり、ゆえに、具体的に言わなくとも相手に伝わったり、それで良し、という空気があるのでしょう。

 

また、一方で、日本人の表現力や語彙力の低下もあるのではないかと思います。何でも、「微妙」と表現することで済ましてしまう。他の表現方法が分からない。。。。

 

グローバル社会にもなっていますし、ローコンテクストの文化(主に多民族国家)の方々にも、誤解なく気持ちが伝わるように、日頃から、より具体的な表現を心がけたいものです。

 

もちろん、自分も、安易に「微妙〜」と表現しないように気をつけていますし、他に関しても極力具体的な表現を使うように心がけています。使っていたら、指摘してください笑。

青字はほぼ抜粋です。