昨日冒頭で少し触れた、


ウェアラブルデバイスにより、様々なものが測定できるという内容です。
ウェアラブルデバイスとは、例えばグーグルグラス、腕時計型のスマホなど、身につけるIT機器です。
その機器から身体的な情報がインターネットに送られ、収集されたデータ、即ちビッグデータの解析により、新たな情報が生まれ、そして新たなサービスや、ビジネスにつながって行きます。
何を測定できるのかというと、

例えば、
「幸せ」が測定できます。
著者の矢野氏らのグループが開発したという名札型のウェアラブルセンサを使用して測定しました。

どんなセンサかというと、
人と人との面会を検出する赤外線センサ
体の揺れと向きを検出する加速度センサ
周囲の音量のセンサ→会話の有無がわかる
周囲温度を測る温度センサ
周囲の明るさを示す照度センサ

が搭載されています。

会社にとっての社員の「幸せ」は重要です。

なぜなら、社員の「幸せ」を高めると、会社が儲かるからです。

幸せな人は、

− 仕事のパフォーマンスが高く、
− クリエイティブで、 
− 収入レベルも高く、
− 結婚の成功率が高く、
− 友達に恵まれ、
− 健康で寿命が長い
ことが確かめられています。
また、定量的には、幸せな人は、
− 仕事の生産性が平均で37%高く、
− クリエイティビテイは300%も高い
そうです。
社員自身も幸せですが、そんな社員のいる会社もこれならハッピーです。

だから、会社は、社員の幸せを促進させたり、幸せの程度を測る必要があるわけです。

矢野氏らは、ある会社の社員にこの名刺型センサーを付けてデータを収集し解析しました。

ここで、明らかになったのは「幸せな人の身体はよく動く」という事実です。
同じ人で見ると、幸せになると、より動く頻度が増えるということを発見したのです。

そして、人の身体運動が、まわりの人の身体運動を誘導し、この連鎖により、集団的な身体の動きが生まれ、さらに生産性が向上します。
身体運動の活発度が、人から人へと伝染するということです。

 

まわりの人たちが活発だと自分も活発になりやすく、まわりの人たちの身体運動が停滞すると、自分も停滞する。 身体の活発な動きやその反対の「動きの停滞」も伝染しあっているのです。

 

幸せが伝染する、不幸せも伝染する、という解釈もできそうです。

幸せとは、「集団現象」なのかもしれません。

その他、
・「積極的に問題解決する人」も、「会話時に頻繁に動く」

・  休憩中の会話が活発だと生産性は向上する

ということもウェアラブルデバイスを用いることで明らかになってきています。
活気ある職場、生産性の高い職場を作るには、このようなことも十分に考えて行く必要があるということです。
恐るべしウェアラブルデバイスです。青字は同書からのほぼ抜粋です。