運動が身体に良い、健康維持に良いことは誰もが認めることです。
例えばWHOやUSのガイドラインでは中等度の程度の有酸素運動を週150分、或いは強度の有酸素運動を週75分行うことを推奨しています。
米国スポーツ医学協会(ACSM)/米国心臓協会(AHA))では健康増進および維持のために,

「18~65歳のすべての健康成人は中強度の有酸素運動を少なくとも30分,週5日間,または高強度の有酸素運動を少なくとも20分,週3日間行うこと」を推奨しています.
ちなみに、中等度の運動とは

「時速4.5-6.5kmの速歩き、ゆっくり泳ぐ水泳、平地を歩くゴルフ」

程度だそうです(日本循環器学会「虚血性心疾患の一次予防ガイドライン(2006)」。

わかっちゃいるけれど、なかなかできない、続かない(苦笑)。

 

一念発起して、「ジョギング、ランニング始めました! 」

という人も多いかと思いますが、なかなか続かない。。。。。

 

 

そんな方に朗報です(笑)!

Leisure-Time Running Reduces All-Cause and Cardiovascular Mortality Risk
(J Am Coll Cardiol 2014;64:472–81)

 

アメリカの前向きのコホート、観察研究です。

 

ランニングと全死亡、心臓血管病死亡の関係を観察しました。
約5万人、平均年齢44歳(18-100歳)、男性76%。平均15年追跡しています。

 

結論としては、

① ランニングをすると、していない人に比べて、30%死亡のリスクが低く、45%心臓血管病による死亡のリスクが低かった。
男性でも女性でも、50歳以上でも以下でも、太っている人もそうでない人も、今健康な人も、健康でない人(心電図異常、高血圧、糖尿病、脂質異常症)も、喫煙者もそうでない人も、大酒家(男14杯/週、女7杯/週)でもそうでないひとも、死亡のリスク、心臓血管病死亡のリスクが低かった。

 
②短時間のランニングでも、短距離のランニングでも、死亡リスク、心臓血管病による死亡リスクが低下した。
30-59分/週(5-10分/日)のランニングでも、全くランニングしない人に比し、死亡リスク28%、心臓血管病によるリスク58%低下した。

 
③ランニングの習慣を継続すると死亡リスク、心臓血管病リスクが最も低下した。
ただし、調査期間中に、ランニング習慣をやめてしまった人でも、ランニングを全くやっていない人よりは死亡リスクは低かった。

1日5-10分程の短時間のランニングで構いません。
或いは、1-2回/週で週50分程でも構いません。
時速9.6km/h以下の遅いスピードでのランニングで構いません。

 

まずは、5分でも良いので、とりあえずのんびり走ってみましょう!

 

「運動の敷居を下げる」「ちょっと始めるモチベーションを上げる」には、大変良いデータかと思います。

そして、これなら「継続しやすい」可能性が高いです!