以前、「食事」「運動」「ごきげん」が健康を維持するためのキーポイントという話を紹介しました。

さて、こちらの本は、若干表現が異なります。

ヒトはなぜ人生の3分の1も眠るのか? ウイリアム.C.デメント

健康を支える三本柱は、何と言っても「栄養」「運動」そして「睡眠」です。

睡眠中の人間の身体は、成長ホルモン等様々な物質の分泌を促したり、全身の細胞活動を賦活させたりしてるそうです。睡眠は免疫力を高めます。

 

睡眠は単なる身体・脳の活動停止、休息ではないのです。

睡眠は、健康維持において、禁煙や運動、血圧、コレステロールコントロールよりも、はるかに重要といいます。

良き睡眠により、健康のみならず、認知能力、生産力、創造力、スタミナ等も向上します。

私たちが満ち足りた生活を送るには、眠りを抜きにすることなどできないのです。
現代人である我々は、業務過多、長時間労働、夜間業務・活動、、、などを強いられ、睡眠時間はこの100年間に3割も減少しました。

そして、「睡眠負債」が増大、「疲労」という病がはやっています。

蓄積した睡眠不足のことを「睡眠負債」と呼ぶのは、それがお金の負債と同じで、いつか返済しなければならないからです。
負債額が大きいと、それだけ危険な影響も増大します。基本的に睡眠負債は圧縮できません。つまり、ふだん8時間眠っている人が、ある晩5時間しか眠らなかった場合、次の晩に不足分の3時間を足して11時間寝ないと、 1日を快調に過ごすことはできないと言います。
睡眠負債は、少しずつ蓄積し、負債が加わり続けると、しだいに気分や活力、認知能力などが蝕まれていくわけです。

現在の医療においては、睡眠に対する認識が欠如しており、睡眠障害が見逃されたり、軽視されていると指摘しています。結果、睡眠障害が招く損失は金額にして数百億ドルに達する、とのことです。

医療従事者として耳が痛い限りです。

健康な眠りのためにいちばん大切なことは、規則正しい生活をすることです。そして睡眠負債を管理することです。

この本により睡眠の重要性を再認識させて頂く、大変よい機会になりました。