おはようございます。布施淳です。

いま心臓カテーテル治療の学会(CVIT2014)で名古屋に来ています。心臓カテーテル検査・治療では「放射線」を比較的大量に使います。専門医には放射線防護講習会受講が義務づけられていたり、放射線に関する演題・発表があったりと、被爆低減に関心が寄せられている面もありますが、まだまだ無頓着な面があることも否めません。

名古屋への車中で読みんだ本。

放射線被ばく CT検査でがんになる 

著者の近藤医師はやや極端な意見の持ち主のように思いますが、、確かにCTをはじめとする放射線検査治療による医療被曝の悪影響を訴える意見は少なくありません。

にも拘らず相変わらず医療現場はCT検査花盛りです。CT専門クリニックやCT健診も活況。心臓CTも例に漏れません。

理由はなかなか奥深いようです。

CTの診断精度の高さ、医師の診察スキルの低下・知識不足、患者の知識不足・過度なニーズ、CTを導入した医療施設の経営、医療機器メーカーの思惑、そして原発推進派の影響。。。

少なくとも、医療機関でCTなど放射線検査を勧められた場合は、そのメリットデメリットを医師と相談する習慣をつけると良いと思います。

医療否定本の解釈は難しく、まるごと鵜呑みには出来ませんが、患者なら自分の受ける医療、医師なら提供する医療を、改めて良く考える良い機会を与えてくれます。